掃除と焚き火とサイン本

takeuchimakoto2004-12-02

 ふと思い立ち、午前中から家中の掃除。
 箒と掃除機とモップを駆使して一汗かく。──不精な僕があと一ヶ月の間にこの規模の掃除を再実行するとも思えんから、これは一足早い大掃除かもしれん。
 そーいや今年も年賀状は書かないことになりそう。届いた分にゃあメールで返事しようと思ってますが、会社員の人から届く印刷だけのもんには対応しないと思いますのでよろしく。


 掃除の後で昼食。牛角の塩ダレで肉丼を作ったんだが、このタレうまいなあ。徳島で買ってきたスダチエキスをちょっとだけ垂らしたりした日にゃあ絶品。
 僕は調味料に関しては「一瓶使い終わると別のもの」って感じでいろいろ試す主義なのだが、塩ダレはちょっと凝ってみようかな。焼肉のタレ界においては、ダイショー味噌ダレブームやおろしだれブームに続く第3次ブームと呼びたい。


 午後は庭仕事。結構あったかいので伸び放題に伸びた庭木の剪定。
 まあ剪定なんて生易しいもんじゃなく、終盤は「へし折る」って感じになってったのだが、庭はすっきりしたのでオーケー。
 夕方のくろべー散歩の時に枯れ枝をダンボールに詰めて持参し、人けのない広場で焚き火。ちゃんと安全には考慮したけど、こういう火遊びはなかなか楽しい。ぼけっと炎を眺める僕の脇で、くろべーは早く移動しようよとじれったそーな顔をしていた。

 そんなわけで執筆作業を離れて家事労働三昧の日だったが、さすがにそれだけでは終わらない。「図書館の学校」のゲラ校正もあったし、『カレーライフ』のデザイン案が届いてその打ち合わせもあったし。
 『カレーライフ』のデザイン、なかなか素敵なものになりそうですのでお楽しみに。


 入浴・晩酌・夕食の後、夜7時代には早くも寝床へ。
 別に眠いわけじゃなく、読みたい本があるのだ。『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』で、某ルートからいただいたサイン本である。
東京するめクラブ 地球のはぐれ方 「TITLE」って雑誌に載ってたこの企画、僕は連載中からちょこちょこ読んでいた。しかしなにしろ不定期連載だった上にうちの周りの本屋事情がよくないので、結構見逃した回がある。読みたいなーと思いつつ古本屋で探してみたりしてたのだが、雑誌のバックナンバーなんてそうそう見つかるわけもなく(神保町にも揃ってねーんだもんなー)、ずっと気になってたのだ。
 それを読めたのは何よりだったが、目次を見るとアイスランドの回が載ってない。僕はこのパフィンって鳥の出てくる回が一番好きだったのだが、3人の著者の中で村上春樹さんだけが書いた回なのでカットされたんだろうか。また『辺境・近境』みたいな本におさめられるのかな。
 他にも単行本と連載とでは結構違っている。連載時はビジュアル志向で文章はわざと読みにくくしてあるんじゃねえかってくらい字が読みづらい時があったもんだが、さすがの文藝春秋だけあってすっきり読みやすく編集されてる。そのぶん写真が減った気もするが、帯によれば384ページ中カラー写真が265点もあるそうで、単行本にしちゃあ物凄く豪華である。
 そのうえ安西水丸画伯のイラストまで載って値段は2000円ってんだから、実になんとも羨ましい話だ。僕の本じゃあとてもそんなことはできない。
 つうか、僕も来年オーストラリアに行って、かなり面白い場所に行ってみるつもりなんだけど(オーストラリア大陸にはもう一つ独立国があるとか、インド洋には地図にのってない独立国があるって話、知ってます?)、どっかで旅行記って書かせてもらえないもんでしょーか?