台風下のセミと黒犬前のカマキリ

takeuchimakoto2005-08-25

 台風である。気温が上がらないのは嬉しいが、雨だとくろべー散歩が面倒なんだよなあ。
 小雨になったタイミングを見計らい、合羽を着せて外出するのだが、小雨かと思っても唐突にどしゃ降りになる。普段は雨など気にせずずんずん歩くくろべーも、「なんだなんだ?」って感じで立ち止まってるのがおかしかった。
 そんな雨の中でも、林に入っていくとセミが鳴きまくっていた。木々の枝葉のおかげで濡れずに済むのだろうけど、それにしても異性のセミはこんな雨の中を飛んで配偶者の元に辿り着こうって思うのだろうか? こないだコンビニのおまけでもらったファーブル昆虫記のボトルキャップの説明書きには“羽化直前のセミの幼虫は地上に出る前に地表付近で天気を見計らう”とあったが、のろのろ台風の時期に鳴いてるセミは予想をミスったんじゃなかろうかって気がする。


 そんな天候化では散歩もあっさり目になるので、運動不足のくろべーにはカマキリをプレゼント。
 庭にデカいのがいたので捕まえて家に放したのである。くろべーは好奇心もあらわに駆け寄るが、カマで威嚇されるとびびって後じさる。歯をむき出して恐い顔をしてみせるのだが、それでカマキリが観念するとも思えんし、恐がりながらのへなちょこヒット&アウェイはなかなかユーモラスであった。
 そんなわけで、今日の画像はカマキリとくろべー。至近距離&両者とも動くのでピンボケ写真になってしまったが、くろべーが歯をむき出してるのが分かるだろうか?