ダチョウ牧場と暖炉フライパン

こういう時に手を出すと本気で怒ります

 くろべー6歳の誕生日。茨城生まれで徳島育ちの彼も、まさかこんな山奥で6歳の誕生日を迎えるとは思ってなかったろうな。
 バースデープレゼントには、昨日ホームセンターで見つけた一番でっかい牛皮ガム。くろべーは大喜びで骨形のおやつにかぶりつき、がりがり噛んで端っこのゲンコツ部分を食い千切っていた。
 そんなくろべーを見つつ、牧場のパンと牛乳で朝食。昼前に車で買い出しに出発。スーパーでいろいろ買った後で田舎道をのんびり走っていたら、道沿いにダチョウ牧場という看板があるのが目に付いた。
 ちょうどいいから昼飯はダチョウを食おうと思って小道を曲がり、ちょいと走ると柵の中の放牧地をひょいひょい歩いてるダチョウの群れを発見。互いについばみあってお尻周辺の羽が抜けてるが、それで露出した地肌が妙に鳥肉を連想させるよなあ。
 で、牧場併設のログハウス風レストランでダチョウ肉の鉄板焼きを味わう。脂分が少ないのにしっかりとボリュームがあり、それでいて癖がなく食べやすいという美味しい肉である。思わず持ち帰り用の肉まで買っちゃったりして。


 それに合わせるように、帰り道で見かけた暖炉&薪ストーブの店では鋳鉄製のフライパンがゲットできた。ほんとはダッチオーブンや薪割り斧を買おうと思ってたのだが、品切れでフライパンしかなかったのだ。
 それでも親切な奥さんからいろいろ教わることができたし、フライパンしか買ってないってのに立派なおまけまでつけてもらった。広い庭の片隅に転がっていた丸太の中から薪割り台に手頃な切り株をいただいたのだ。今んとこ手斧しかないが、これで今後はガンガン薪を割りまくれるぜい。
 振り出した雨の中を帰宅して、夕食はもちろん暖炉の前で鉄板焼き。暖炉の炎で熱した鉄板に食材を並べるのだが、これがなかなか盛り上がる。スーパーで買った川魚のホイル焼きもうまくいき、すっかり暖炉料理がやみつきになってしまった。