引っ越し本番と書き下ろし新作

芦原すなお一流の饒舌文体が楽しい本で

 朝の3時に起きだして荷造り作業。今日が引っ越しの当日だってのに、準備はいまだおわってないのだ。
 ばたばたやってるうちに約束の7時になり、マイミクさんと2トントラックと本職の運送屋さんがやってきた。荷造りが終わってる分から積み込みを始めてもらい、その間によーやくこっちの準備が終わった感じであった。
 くろべーと共にトラックの座席にのせてもらい、9時ちょい前に4年と少々住んだ家を離れる。高速に乗って移動するってえと3時間くらいで目的地到着。下の道だと6時間くらいかかるんだから、高速道路だと半分の時間で済むんだなあ。


 高原地帯に到着して森の中の農場のレストランで昼食。スーパーで買い出ししてから秘密基地入りし、まずは冷蔵庫を起動して買い込んだビールを冷やす。その間に2人で荷物の運び込みにかかったのだが、これがまたしんどい作業であった。
 その作業の最中、管理事務所のスタッフの人がやってきて、僕宛ての書籍小づづみを届けてくれた。見れば芦原すなおさんの新刊で、久々の書き下ろし&懐かしのミラちゃん登場の『カワセミの森で』であった。刊行情報も知らなかったし、著者の芦原さん自ら代送手続きをとってくださったってのがとても嬉しい。この家を買おうかどうか迷ってた半年前には芦原御夫妻に相談したもんだし、著者に引っ越し予定日をお知らせしたわけでもないのに森の中の家に越した当日に届くってのが何とも幸せだよなあ。


 汗だくになりつつどーにか作業が終わった頃には夕方近く、風呂を入れて暖炉たいてビール飲んで。移住初日の晩餐は飯盒ごはんや鮎や虹鱒のホイル焼きってことになったが、焚き火の前だとこれが御馳走なんだよねー。