越冬移住とプレゼント

似てる?

 越冬のため、ちょいと標高の低いところの貸別荘に移住しております。メールや電話は少々つながりにくいので、ケータイが一番確実な連絡手段だと思われます。(番号は去年と一緒、受信専用のプリペイドです)
 つうわけで、移住した途端に寒波が襲来して大変な中、防備録がわりにいろいろ書きためておきます。

12月16日(水)
 山の家から荷物を車に積み終わる頃に雪が降り出した。あわてて下山して新居(つっても古い貸別荘だけど)に向かう。まあ車で15分も走れば着くとこなんだが、標高が半分くらいになるせいで寒さはだいぶゆるむ。犬の室内飼いOKってことなんで、今年はここで冬を越す予定。
 うまいもんで、荷物の運びこみがおわる頃に雨が降ってきた。それから雨が雪にかわり、どかんと寒波がきたんだから、ぎりぎりのタイミングだったわけである。
 降りしきる雪のなか、こりゃーやばいと米と酒の買い出しに出たが、下界にあるスーパーの駐車場は雪どころか雨が降ったそぶりさえない。なんだかなーと帰宅するとこちらもやんでて、夜は星空がきれいだった。山の家よりも開けてるから空が広いんだね。

12月17日(木)
 越冬地なのに 寒波はますます強さを増して、道路も雪が積もって車も満足に走れない状態。
 そろそろ灯油を買い出しに行こうと思ってたんだけど、もーちっと温度あがってくんないとなあ。降り続いてもいるようなのでくろべー散歩にも出にくい。
 とはいえ、あのまま山の家にいたらもっとひどいことになってたのは間違いないわけで、昨日下山してよかったと思っておくことにする。とりあえず買い物には出やすい場所だしね。
 つうわけで、今日は近所のスーパーと生産者直売を回って生鮮食品や野菜を買い出し。とりあえず、当面の生活に必要なもんはそろったかな。

12月18日(金)
 ちょいと寒さがゆるんだようなので、下山して本屋へとガソリンスタンドへ。カペタとグインの最新刊を購入。スタンドでガソリンと灯油の補給。
 昼食に蕎麦屋に入り、グイン・サーガ130巻のページを開く。未曾有の大河ロマンも130巻で終わりかーとしみじみしていたら、解説に続きもありうるようなことが書かれてるではないか。そういう情報を知ると、読みたいなーって思いと同時に読みたくないなーって矛盾した思いも涌いてくるのだが……何はともあれ、書きたいなーって思いは矛盾なく涌いてくる。
 そばがきコロッケなんぞを美味しくいただきつつ、僕が書かせてもらうとしたらどーするかなーなどと考えてみる。ふと、「極力描写を抑えたストーリー説明を軸に、山川の世界史教科書みたいに歴史を概観する書き方」なんてのを思いつく。多くのファンが怒りそうだが、僕みたいに面白がる人も結構いるのではなかろうか。
 帰りに和菓子屋により、菓子折を購入して帰宅後はご近所のカフェにごあいさつ。秋に教えてもらったこの店、くろべーと一緒に入れるのが嬉しいのだ。

12月19日(土)
 今日も雪。急な来客があることになったんだけど、うちの近所で遭難したと電話が入る。道路に積もった雪とアイスバーン状態の路面のせいで車輪がスタックしちゃったとかで、微妙な坂とカーブのところで立ち往生。おいらが押せどもエンジン吹かせども動きがとれず、こまっているとちょうど車が通りかかる。道ふさいでることを謝ろうと声をかけたところ、乗っていたのはトヨタの販売店の方々で、ご親切にもその後の仕事の予定を遅らせてまで救援活動を手伝ってくれた。
 おかげで客人の車も無事に窮地を脱出。帰りも問題なく雪道を走っていった。……何はともあれ、次に車を買う際はトヨタ車にしようと思います。

12月20日(日)
 ここでのネット接続は管理事務所の駐車場に車をとめてワイヤレスLANの電波を拾っておこなうことになっている。今日も昼前からメールチェックなぞしてたのだが、そのうちに僕の隣に郵便局の車がやってきた。
 ちょうどここのポストに年賀状を出そうと持参してたので投函。ちょっとしてから郵便車のドライバーが僕に声をかけてきた。聞けばちょうど僕へのゆうぱっくも届いてるとかで、なんともタイミングいいなーと笑ってしまった。
 おまけに荷物を開いてみたら、プレゼントの包装紙の中からくろべーの顔がばーんと出てきて驚いた。いやくろべーじゃなくて、くろべーそっくりの黒ラブの絵だったんだけど、それにしても似てる。単に黒ラブってだけじゃなく、たまたまよく似た顔立ちの犬がたまたまよく似た表情を浮かべてる状態でモデルになってるらしい。こういうプレゼントってのも嬉しいなーと、一足早く来てくれたサンタさんに感謝。
 とはいえ、その後もメールチェックしてたら、エンジンかけずにカーエアコン使ってたせいでバッテリーが上がってしまった。こういうオチがつくとは……