寒波の再襲来と風呂の修理屋

風呂を沸かす機械の内部

 またしても寒波襲来ですっかり雪景色の中、風呂が沸かせなくなった。
 今住んでる家ではぬるめの温泉を沸かし直して入浴するシステムなのだが、自動追い焚きシステムの風呂釜が故障したらしい。液晶画面に循環異常っていうエラーメッセージは出るが、マニュアル読んで出来る限りの処置をしても直らないので、管理事務所を通して業者の人に修理にきてもらう。
 午前中にガス会社の制服を着た2人の兄ちゃんがやってきたが、彼らもよく分からないらしく、マニュアルを読んだりメーカーに電話で問い合わせたり。メーカーいわく、この寒波で湯沸かし器内部の凍結のために使えなくなる事例が多発してるんだそうな。
 我が家でも、風呂場のパネルを操作したり風呂に張ってあった温泉水を一端抜いたりのあげく、やはり室外機内部の凍結ではないかとの結論に達した。兄ちゃんたちからその氷を解かすためのお湯をくれとのこと。風呂は沸かせないものの台所の給湯器は作動するので、ヤカンにお湯くんで託す。なんとも原始的な修理というか、ヤカンを持って雪の積もった庭に向かうお兄ちゃんの背中は実に頼りなかった。
 ヤカン持参で外に出て作業したり、風呂場と外で携帯電話つかって連絡とりあったりしているが、相変わらず直る気配はない。今度は浴槽にお湯を張って動かしてみるってことになったがダメ、またお湯抜いて浴槽と風呂釜のジョイント部分を分解掃除するがダメ、結局「今度はエラーメッセージも出なくなったんで、これは本体の故障だと思います」という結論に達していた。
 だけど僕にしてみりゃあ、故障なのは分かってるし、それが本体の故障だと告げられたところで嬉しくもなんともない。兄ちゃん2人は「今度はメーカーさんの方から人が来ると思います」と言って帰っていったが、さていつになったら直ることやら……


(後日付記)
 結局、翌日「メーカーさん」がやってきて、全く同じように浴槽に水はってたり本体を分解したりしたあげく、「やはり凍結でした」といって直してくれた。
 頼りなさそーだなーと思った兄ちゃん2人は間違ってたわけである。サラリーマンというか、企業に属する人と接する場合、その人の職能に何か問題あるとこっちが損することが多くて困るよなあ……