車内乾燥と森林読書

我が家の離れ、森の中の読書室

 昨日あそびに行った際、車から外に出たらもあっと暑かった。駐車してる間に車内の温度が上昇しそーだから、窓を薄く開けておこう……なーんてことをしたのが大間違い。どばーっと雨ふってきて、車内に吹きこんでえらいことに。運転席の半分くらいがしめっちゃって、帰り道で冷たい思いをするハメになった。
 今日は幸いにもカラッと晴れたので、濡れた車内を乾かすことにした。濡れてる箇所を日当たりのいい方向に向けて停め、5つのドアを開け放して風通しをよくする。そのまま放っとこうかとも思ったが、さすがに不用心かもしれんので僕も車内に残って番をすることに。――いや、盗まれるようなもんもないし人は滅多に通らないので防犯はいらないんだけど、猿でもやってきて車内に入られたらさらに面倒なことになりそーではないか。
 冗談抜きで、最近は妙に野生動物との接触が多い気がするのだ。ブログにも書いたツキノワグマはもちろん、昨日の帰り道は猿の群れを突っ切って帰宅したし、夕方のくろべー散歩ではフクロウが飛び去ってくとこに遭遇したし、今日はテンが道を横切っていくのを目撃。車を干すにも番人が必要な環境で、一人暮らししてると自分しか頼れないのである。


 ちょうど目を通しておきたい本もあったので、ほとんど濡れなかった助手席をリクライニングさせ、足をフロントガラス方向に投げ出して読書カウチに。下界は全国各地で猛暑らしいけど、ここらは高原のそよ風がちょうど気持ちいいくらいの気温なのだ。ちょっとした森林浴だなーと思いつつ、心地よく資料調べに没頭できた。
 途中、ここらへんでは普段見かけないお洒落カーのミニローバーが走ってきて、僕が駐車してる横を通りすぎていった。ドア全開で寝転んで読書してる僕を見て、運転席の人がびっくりしてるような気配が伝わってきたけれど……野生動物と遭遇するのと比べて、どっちが珍しい体験なんだろうなー。
 昼過ぎにはどーにか乾いたようだし、明日はまた下山して、いろいろ買いだしとこーかと思う。この先1週間は猛暑だというし、お盆前後は地獄のように道が混むので、なるべく出かけずに家にこもって過ごしていたいのだ。