雨と合羽とケータイ文化

takeuchimakoto2004-11-15

11月15日(月)
 朝目覚めると雨。嫌だなあと思いつつ起き出す。
 干すつもりで外に出しといたくろべーの合羽も雨に打たれてずぶ濡れだ。合羽のくせに雨の日に使えんとは困った奴じゃ。
 まあくろべーは散歩にさえ行けりゃあ濡れたっていいと思ってるようだし、僕もその方が楽なんだけど、問題は濡れたくろべーが家に帰ってくるってことだ。持ち込まれた雫や泥で床が汚れるってえと、極力掃除なんかしたくない僕にとっては少々困ったことになる。
 なーんてことを考えながらのんびり起き出し、階下に下りると留守電ランプかチカチカ点滅してる。再生すると名古屋からのメッセージで、メールを送ったので返事くれってことだったが、出したけど返ってきちゃうんだってば。
 でも向こうにしてみりゃメール送っても無視されてるって気分なんだろう。大須で会った時に電話番号くらい聞いとけば折り返し電話できたんだけど、こっちから連絡しようがないのです。すいません。この日記を読んでもらうか何かで状況が伝わるといいんだけど……

 それにしても最近、人に電話番号を尋ねるって習慣がなくなってしまった。ケータイを持たない生活を送ってるうちに電話自体をろくに使わなくなっちゃったのだ。仕事がらみで会う人の連絡先は名刺で調べりゃいいし、もらったメールにゃ返信ボタンをぽんと押せばいいやって思ってんだけど、それじゃ済まないこともたまにあるのねん。
 ケータイ相手にメールを出すと、たまにこういうことがある。友人が以前、「迷惑メール対策でパソコンからのメールを遮断してる」とか言ってたけど、僕みたいにPCメールのみの人間はそーゆー時にどうすればいいのだろう?
 自由業で生きてると「社会人とは会社員や公務員のことだ」と思い込んでる馬鹿が鼻につくようになるが、最近の世の中は「ケータイは持ってて当然」ってことになってるのも困ったもんだ。「ケータイ持ってないんです」って言った時、相手が原始人を発見したように驚くことにもすっかり慣れてしまった。
 でも一方で「インターネットはできて当然」ってことにはなってないようなのがちょっと不思議だ。それってケータイとパソコンの普及率の違いなのか、人々の行動パターンへの浸透度の違いなのか、なんなんだろうね。

 それはともかく、今日の画像はこないだ夜を越した場所。傾いた畳や座布団4枚では凌ぎきれない冷え込み、夜中に聞こえた謎の声と、なかなか楽しい空間でした。