年賀状とお礼状

粗忽拳銃 (集英社文庫)
 最近、「年賀状出すから住所教えて」っていうメールを何通かもらった。
 でもこれって少々ヤギさん郵便だよなって思う。メールで問い合わせるくらいなら年賀メールでいいではないか。
 な〜んてことを思うのも、僕が全く年賀状に手をつけてないからである。他にやることが山ほどあるので年賀状どころじゃないのだ。
 サラリーマンの人々から届くメールを見ると、昨日や今日で仕事納めって人が多くて羨ましい。まあ年がら年中日曜日みたいな僕に羨ましがる資格はないのかもしれんけど。
 何はともあれ、すいませんが今年も年賀状は出せないと思いますんでどーぞよろしく。


 そうそう、それでも今日は1枚だけ書いた。まあ年賀状というか、安西水丸画伯に『カレーライフ』文庫解説のお礼状である。
 思えば僕がカレーについての小説を書こうと思ったきっかけの一つは、『村上朝日堂』の巻末にのっていた水丸画伯のカレーエッセイを読んだことなのだ。そう思うと、自分の解説を書いていただいたってのは本当にありがたい。『粗忽拳銃』の文庫漫画は落語のことを教えてくれた雷門獅篭に書いてもらったし、文庫化されて解説を書いてもらうってことでぐるっと一周した感がある。
 で、夕方のくろべー散歩は自転車で出かけ、近所といいつつ結構遠いポストに投函。しかし田舎のポストはとても小さく、投函口は一つで年賀郵便と普通郵便に差はない。出した後で気づいたが、これってヘタすると年内に配達されちゃうんじゃないのかなあ?