国会図書館と教育庁指導課

takeuchimakoto2005-01-18

 「図書館の学校」の取材で午前中から永田町の国会図書館へ。
 久々に電車に乗ったのだが、移動中の車内からきれいに富士山が見えた。こういうのってちょっと得した気分である。東京に住んでた頃も東横線内で目撃して感動したことがあるけど、電車から見たってだけでなんだか嬉しい。
 で、国会議事堂隣の国会図書館を訪れ、職員さんに案内していただいてあれこれ見学。退館したのは午後で、ぽかぽか温かいのでお堀端から日比谷公園と散歩して銀座で買い物。
 夕方に帰宅、はしゃぐくろべーをかき分けるようにして留守電をチェックすると、東京都の教育庁指導課なんてとこから連絡が入ってる。のんきに生きてる僕にとっては国会絡みの施設を訪れるのだって結構な非日常体験だったのに、同じ日に都の教育庁とは。作家になりたいとか自分の本を出したいとかは昔から思ってたけど、それが国会とか都庁とかと関わってくるなんて考えたこともなかった。
 で、教育庁の用件は何かというと、今日おこなわれた中学生の学力調査のテスト問題に『自転車少年記』が使われたんだそうな。こういうのは秘密保持のために著作者に対しては事後承諾ってことになるのだ。夜になって担当の方からずいぶん丁寧なお電話にいただき、「タケウチセンセイ」なんて呼ばれてなんだか申し訳ないような気分になった。
自転車少年記
 それにしてもこの『自転車少年記』、模試だの問題集だの学力調査だの、ずいぶんいろんな問題に使われてるようである。受験シーズン本番はこれからだし、案外いろんなとこの入試にも使われるんじゃないかなあ。
 もちろん入試なんて秘密保持の最たるもんだろうから僕には何の情報もないのだけれど、たまたま読んでくれてた受験生読者がテストで高得点をゲットしてくれたら嬉しいなーと思う僕であった。