留守番と助手席

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 朝の散歩の後でメールチェックや返事書きやブログ書きにいそしんでるとチャイムの音。留守番様である。
 長期旅行の期間中、くろべーは近所にホームステイするのだが、空になる我が家の方も誰か面倒見てくれんかなーと思ってたら、うまい具合に東京のアパートを引き払って郊外の実家に戻ったばかりという友人が名乗り出てくれたのだ。
 ちょうど一人でこもって集中したいことがあったんだそうだし、『自転車少年記』を読んでくれた後だったのでうちに滞在して3種類の自転車に乗り放題ってのが嬉しいとのこと。互いの利害が一致したところで我が家の合鍵を預ける。彼はニューヨークの本を2冊ばかり持ってきてくれて、鍵とマンハッタン島との妙な交換となった。
 彼は世界中を渡り歩いた元傭兵部隊員なので、これで空き巣に狙われようが強盗団に襲われようが戦車で攻め込まれようが撃退してくれることだろう。(一部嘘)


 そんな留守番様の運転する車の助手席に乗り、昼前に外出。
 わざわざ遠いとこまで合鍵を取りに来てもらった上、僕の用事の外出に車で送ってもらったのだ。ありがたい話である。
 彼と別れて用事を済ませた僕は、久々になか卯で飯食って新メニューだらけなのにびっくり。親子丼食おうと思って入店したのにつくねのそばに気移りしてしまい、注文した後でカツ丼があるのに気づいて後悔。そんな心理変化から、自分の中でのカツ丼の地位の高さを改めて知った。


 用事も済んでほっとして、さあこれで一通り片付けたぞーと浮かれて帰宅。
 しかしポストには封筒2通。著者校正ゲラと原稿依頼である。留守番さまは見つかったが、おいらのバカンスはまだ遠い。とほほ。
 いやまあ、とほほと言っては申し訳ない。わざわざ旅行前に出していただいたゲラだし、留守にする前に依頼を確認できたのは幸いだったわけだもんな。
 でもさすがにすぐに取り掛かることはできず、ひなたの寝椅子で漫画など読んで休憩。それから家の掃除をしてるってえとチャイムが鳴って、今度は編集者様の来訪。今度も妙な交換で、ガキの使い伊東四朗のDVDやビデオとを貸し借り。
 夜は出かけることになり、彼に留守番を頼んでくろべーの散歩を済ませる。その後は彼の車の助手席に乗って焼肉屋に繰り出したが、後になって午前も午後も人に留守番頼んで助手席に乗せてもらってたことに気づいた。
 こんなダブルヘッダーの一日というのもなかなか珍しい。