ホームステイとセキュリティシステム

takeuchimakoto2005-02-01

 パースにやってきた。
 西オーストラリア州の州都である。世界一美しい都市とも、世界一孤立した都市ともいわれてる街である。
 半径数千キロにわたって誰一人知り合いはいないんだよなーなどと思いながら風景を眺める。しかしそんな感慨も束の間、空港からシティへと向かうシャトルバスの中でパースに詳しい日本人の女の子に声をかけられ、こりゃいいやとばかりにいろいろ教えてもらう。
 おかげで仕事がらみの取材でしなきゃいけなかった撮影もパース駅到着10分後には早速片付いた。駅前で別れたきりだが、名前くらい聞いときゃよかったと今ごろ思う僕であった。


 業者に紹介されたホームステイ先、連絡の不徹底で多少トラブりはしたものの結局ホストファーザーのバリーさんにピックアップしてもらい、閑静な住宅街の素敵なおうちへ。
 んがしかし、彼が買い物に出かけて最初の留守番でいきなりセキュリティーシステムを誤作動させてしまい、近所一体に鳴り響く警報装置の轟音にパニックに陥るアホタケウチ。隣の犬はほえまくるはご近所さんは集まるは警備会社からは確認の電話がかかってくるは。
 どーにかこーにか事はおさまったものの、これでパトカーに突入されて侵入者として捕まってたら面白かっただろうなーと考えてしまうのが作家のサガってもんだろうか。いや単に懲りないアホってだけか。