サービスコインとネットスポット

takeuchimakoto2005-02-03

 昨日の夕方からバリーさんの娘さんのレイチェルが泊まりにきてて、お父さんは朝から車で小学校まで送っていった。離婚してていろいろ複雑そうだが、いいお父さんと元気な娘さんの素敵な関係である。僕のおみやげの和風万華鏡製作キットも父娘で喜んで使ってくれたし。
 娘を送ったお父さんは、帰ってきた足で僕も送ってくれるという。そんならと、僕もパース造幣局まで送っていただくことにした。今日はめちゃめちゃ真夏日なので、車移動できるのは実にありがたい。
 造幣局は個人的な興味と小説のための取材との両方から行きたかった場所だった。去年の夏にシドニーで行けなかったときの雪辱戦なので結構気合いが入り、日本人スタッフの方にガイドを依頼して館内ツアー&金の鋳造見学&オリジナルコイン作成。なかなか楽しい。


 造幣局を出た足で街中を散策、テイクアウトのベーコンチーズパイを買い、昨日見つけたパブでブラックエールの肴にする。料理は高い&いまいちな店なので、このパターンが一番利口な気がする。BYOの反対というか、店員に見つかったら怒られそうな気もするが。
 ほろ酔いでショッピングモールをうろつき、ふと見かけたコインショップに寄る。これも小説のネタにしようと思っている紙幣を探し、店員のオージーおばちゃんに尋ねてみると店の奥から手ごろな価格のものを出してくれた。状態もいいし、他の店の半額である。こういうのって結構嬉しい。
 おまけに、僕が小説の取材でこの札を探してたんだというと、おばちゃんは面白がって安コインの14枚で1$ってやつをサービスしてくれた。儲かったっつっても見切り品の一山なんぼみたいなコインだし、1$分だけのことだが、いろんな国のコインを14枚も貰えるってえとすごく得した気がするから我ながら単純である。


 気をよくしてその店の近くのフードコートで昼食。チャイニーズの屋台でBBQコンボという麺を注文。麺の太さを選べたのできしめんみたいな平打ち麺を頼んだが、これが予想以上にボリュームあって美味。辛目の塩ラーメンって感じで、ラーメンブームとやらの日本の店よりずっとお手軽かつ食べ応えがある。さすが中華は奥が深い。
 食後もぶらぶら市内散策の後、エージェントの事務所でネットをしてたら、デジカメのデータをCDにコンバートしようとしている女の子と知り合い、他にもネットにいい場所がありますよと市内を案内してもらう。それで訪れたところの方がはるかにいいネット環境で、こうしてブログ日記をつけるのも実に快適。ありがたやありがたや。
 と、こうして振り返ってみると、なんだか人の情けの嬉しさをパース市内のあちこちで実感できた真夏日であったなあ。