「ぼくのなつやすみ」と『水滸伝』

ぼくのなつやすみ PlayStation the Best 水滸伝 16 馳驟の章
 なーんも予定のない日。つうか休暇中なんだからこうでなくてはね。
 朝に洗濯をしたくらいで、あとは裏庭のブランコや木製テーブルセットにくつろいでのんびり読書したり書き物したり。今日は結構すずしく、気持ちいい風(フリーマントルドクターというそうな)も吹いてて実に気持ちいい。ふと、ゲーム「ぼくのなつやすみ」の「今日は何もない素晴らしい一日だった」ってフレーズを思い出す。


 読書のお供は北方水滸伝で、連載してる小説誌から千切りとってここ2か月分を持参した。一回の掲載量が多いからこれでしばらく読むもんにゃあ苦労しないと思ってたのだが、心地いい読書環境と盛り上がりまくってる内容のせいで今日で全部読んでしまった。
 なにしろ○○○が死んだり○○が梁山泊に合流したりしてるんだから仕方がない。そんなもん途中でやめられてたまるかってなもんである。○○○といえば確かこの長い物語の最初の1行から登場してたはずだし、彼がついに本当に死んだのかと思うとオーストラリア大陸にいながら結構感慨深い。たしか連載が始まったのって僕が新人賞をもらった頃だもんなあ。


 そんなわけで日中のんびり過ごしてたら、夕方になってバリーさんからプールに誘われた。娘さんを連れてくので一緒にどうだというので車に乗せてもらい、割りに近所のプールへ。
 $3.8で時間無制限ってシステムなので、目黒や世田谷に住んでた頃の区民プールみたいな感覚である。子供用のウォータースライダーがあったり競泳用プールが僕でも足が立たなかったりするあたりがオーストラリアだが。
 そこで久々にたっぷり泳いでしっかり疲れ、夜はステイメイトのクリスチャン氏(60歳ドイツ人)からドイツビールをもらって乾杯。ベックスが心地よくうまい。