ビジネス・マネージメントとファミリー・ゲーム

takeuchimakoto2005-02-19

 朝から自転車でシティーに行って旅行の手配。来週の計画が昨夜になって突然ちゃらになったので結構あわててたのだが、うまいこと算段がついて一安心。
 安心感と共にキングスパークをサイクリング、見晴台からスワン川や高層ビルを見渡して、ちょいと早めに昼飯でも食うかとノースブリッジへ。目に付いたサイゴン料理の店にふらっと入ると、昼前だけあって店内にいる客は一組だけ。
 と、そのテーブルから「マコト!」と声をかけられた。振り向くと、昨日一緒に英語学校を終了したスヘンドラ君だ。昨日の今日でこんなとこでばったりとは、パースも広いようで本当に狭いねーってやつである。
 インドネシア人スヘンドラは中国人の友人たちと3人で座ってて、僕もそこに加えてもらう。彼らはカレーを食べてたが、僕は多文化オーストラリアでは世界各国の麺料理を食べ比べてみようと思ってたのでビーフボールヌードルってのを注文。料理を待つ間にいろいろ雑談。
 苦労してた英語学校を出られた開放感からか、スヘンドラは髪を茶髪に変えていた。この後で大学に進む彼に何を勉強するのと聞いてみたら、一瞬「イングリッシュ」と答えた後で「ノーノー、ビジネスマネージメント!」だそうな。言っちゃあ何だが英語は僕と同程度なんで、英語の勉強だってしなきゃなんじゃねーのとつっこんでおく。
 しかしビジネスマネージメントっつったら日本で言うところの経営学ってことになるんだろーか。オーストラリアに留学させてもらってるくらいだし(成績よくて留学してるわけではあるまい)、こう見えて案外いいとこのボンボンなのかもしれない。素行と成績は悪いけど性格と育ちはよさそーだしなあ。(今日の写真の右側が黒髪時代のスヘンドラ。僕と彼とで武蔵&星矢ファンのスイス人アレクサンダーを担ぎあげてるところ)
 ふと『カレーライフ』のワタルのことを思い出しつつ、彼が会社経営とかに乗り出したらどんな仕事をするんだろーなー。


ファミリー・ゲーム [DVD]
 帰宅してシャワー浴びて昼寝、夕方からバリーさんとレイチェルに誘われてプールへ。
 父娘は家族向けの室内プールで遊んでるが、僕は野外プールで泳いだりプールサイドのデッキチェアで昼寝の続きに勤しんだり。夕暮れの風の心地よさに本気で寝てたらバリーさんがそろそろ帰るよと呼びにきた。
 帰りの車の中で、レイチェルが嬉しそうに「『PARENT TRAP』って知ってる?」と聞いてきた。何のこっちゃいと思ったらバリーさんがストーリーを説明してくれて、どーやら『ふたりのロッテ』のことらしいなと気づく。日本では『ファミリー・ゲーム』って邦題のついてた映画で、レイチェルは今日そのDVDを見るのだそうな。
 一緒に見ようと誘われ、テレビの前のソファーに座ったものの、字幕がないのがつらいとこ。スヘンドラと似たり寄ったりの成績だった僕だが、リスニング力は明らかに彼より劣るし、映画の中の英語を聞き取るのはかなりしんどいのだ。まあ子供向けの映画だったし筋は知ってるのでどうにかついていけたけど。
 そんな鑑賞中、この映画の設定って結構レイチェルと重なってるんだなとふと気づく。年齢とか両親の離婚とかは重なるし、主人公たちの生活ぶりとか別れた両親を再びくっつけようとする行動とかはある種の願望充足に繋がってるのかもしれない。
 なんてなことを思いつつ、彼女はどんな気持ちでこの映画を選んだんだろうなー。