モグリ生徒とライブラリー取材

takeuchimakoto2005-02-22

 朝から自転車でシティへ。メールチェックやら何やらのため、先週まで通ってた学校にもぐりこむ。
 しかしエレベーターに乗り込んでボタンを押しても動かない。通りかかった他の生徒さんに聞いてみたところ、朝8時までエレベーターは動かないんだそうな。それを今まで知らなかったってことは、俺は生徒じゃなくなってからの方が早く登校してるんだなあ。
 少し待ってるとエレベーターも作動して無事にパソコン室に侵入できた。そんでネットも済ませて廊下に出ると、ああマコトさんと声をかけられた。見ればクラスメートのチエちゃん(ウチナンチュ)とアレクサンダー(フランス系スイス人)で、アレックスは「授業はじまるぞ」と教室を指差している。そこにアンセン(チャイニーズ)も寄ってきたし、チエちゃんも「今日の先生はマークだから受けていけば?」と誘ってくれた。
 こういう帰属感ってなんだか久々である。なにしろ僕は帰属するとこのない物書き稼業だし、5年も通ったわりに大学にもあんまり馴染まなかったから、どこかに属してる感覚なんてことによると予備校時代以来かもしれない。一瞬本気で授業受けてこうかなと思ったが、ぐっとこらえて外に出た。


 モグリでネットなぞしておるものの、僕が英語学校の生徒だったのは先週までで、今日は仕事の予定があるのだ。授業開始の9時は州立図書館も開館時刻でもあるので、自転車で駅の反対側に移動。
 明日から4日ばかり旅行に出るし(だからネットはできないかも)、もうパースで動き回れる日もわずかなので、今日は図書館取材の仕上げを行っとかないといかんのだ。既に写真などはデジカメで撮って日本の編集部に送信してあるが、文章を書くことを想定して館内を回ったりメモをとったり。
 あらためてじっくり見て回るといろいろ面白いネタも見つかるもので、用意してきたメモ用紙に書くべきことはぎっしり。もともと僕は、こうして取材していろいろ書くのって好きなのだ。こういうことを自分で言うのも何だけど、小説書くより得意なんじゃねえかって気さえする。
 てなわけで、その取材の成果は帰国後に「図書館の学校」に書く予定です。パースだけでもネタがいっぱいあるので、前編と後編に分けてオーストラリア西部と東部の図書館事情について書かせてもらおうかと思ってます。