川下りフェリーとビールの効用

takeuchimakoto2005-03-04

昨夜は午前様だったので起床は遅め。のんびり洗濯してから外出。
 電車とバスを乗り継いでパラマッタという町に行き、ぶらぶらと市内観光。妙な華僑系回転寿司で昼食、川沿いの公園のカフェでビールをひっかけてからフェリーに乗り込む。
 このパラマッタ、シドニー市内からぐぐっと川をさかのぼったとこにある町で、シドニーに次いで開拓された歴史をもつらしい。フェリーでの川くだりをするってえと、なるほどこういう立地条件だからここまで船で遡ってその後の拠点にしたんだなーってのがよくわかる。
 まあ傍から見たら酔っ払いが船のデッキでぼけーっとしてるだけなんだけど、川面をわたる風を感じながらあれこれ考えるのも悪くない。地政学的な視点とゆーか、目の前の地形でもって歴史がうかがえるのって楽しいではないか。
 1時間弱のクルーズの後でサーキュラキーに着き、電車に乗り換えてシティーでも市内観光。こっちでは美術館に行ったりグリーンウェイって建築家の建てた建物を見物したりしてたのだが、やはり開拓時代を感じさせるものって多い。去年きた時よりこっちの知識が増えてるぶんだけ、ただの観光でも面白さがぐっと増した気がする。


 帰宅して、初めてエドというオージーの青年と対面。
 今日で3日も同じ家で暮らしてたってのに、まったく顔をあわせなかったのだ。生活時間がずれてたから仕方ないが、こういう初対面の挨拶ってのもなんだか不思議なもんである。
 彼は18歳なのだが、こっちでは飲酒可能年齢なんだそーで、そりゃいいやとばかりに2人でビールを飲んで夕食。テレビではこの家の子供が見てるちびまるこちゃんが流れてて、男2人もビール飲みつつ運動会の場面をぼけーっと眺める。
 食事中、やはりシェアメイトの留学生ミホちゃんが帰ってきた。彼女が後で語ったところでは「エドはぜんぜん喋らないでしょう」だそうだが、僕は結構いろいろしゃべった気がする。英語力は間違いなく僕の方が低いのだが、これってやっぱりビールの効用だろうか。