ビールとプール

takeuchimakoto2005-03-12

 ステイ先の都合で午後は部屋を空けてくれとのことなんで、午前中からふらりと駅へ歩いていく。今日は特に用事のない日だが、もともと天気のいい日中には用がなくても外をぶらつくのが僕の習慣なのだ。
 で、ホーンズビー駅にいってモニター画面が4つ並んだ電車の運行スケジュール(何て名前だか知らん)を眺めてるうちに、フレミントン方面に向かう列車がもうすぐ来ることに気づく。ちょうど冷蔵庫の中の食材も残り少なくなってるし、市場で買い出しついでにパディスブルワリーでビールを飲もうと思い立った。
 途中で一回乗り換えて、マーケットについたのはちょうどお昼頃。土曜の市場の賑わいを眺めつつ売店でチキンスティックを買う。それをパブに持ち込んでランチビールのお供にするのだ。
 実はここに来るのは今日で4回目だが、初めて小麦のビールがタップに入ってた。サマーエールもあったので、張り切ってあれこれ飲んでいく。ウィート系はもともと僕の趣味ではないのだが、柑橘系のサマーエールはやっぱりうまい。小1時間ほどで1リットルほど飲みまくる。


 ほろ酔い気分でパブを出て市場をうろつき、試食品をつまんだあとでリンゴを購入。1キロ1ドルというやつで、小ぶりのリンゴだと結構な数になる。市場を歩く間や帰りの電車を待つにも齧ってたのだが、ちっとも減った気がしない。
 リンゴ持参で電車に乗って、ホーンズビーに戻った後は駅の反対側にあるプールへ。午後の日差しと夏の終わりのそよ風の中、小1時間ほどで1キロばかり泳ぐ。−−ビールもプールも1時間で1000だなあと妙なところに感心。リンゴも1キロだしな。
 それにしても、土曜だったのにプールはすいててありがたい。50メータープールなのに僕が入った時には十数人しかおらず、変則背泳ぎというか仰向けに浮いてのんびり泳いでると実に気持ちいい。パースのプールよりもこっちの方がすいてるなーとしみじみ。
 しかし、プールの注意書きはパースよりシドニーの方が多いようだ。「あなたの子供は今どこに?」みたいな注意書きがでかでかと掲示してあるが、しらねえよそんなもん。


 関係ないけど、今日の画像はホーンズビーの図書館で見かけた翻訳版『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』。英語と中国語バージョンだが、それぞれのイメージの違いが面白い。世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド