犬の記憶とシスの復讐

 昨日から梅雨の中休みなんだそーだ。雨じゃないのは嬉しいが、あんまり暑いと頭はさっぱり回らない。仕事部屋は二階の西側にあるので、午後になると仕事の効率がガクッと見事に低下する。
 で、仕事部屋のクーラーをつけるわけだが、そうすると階段を上がってくる足音がする。1階で玄関タイルに寝そべって涼んでたくろべーが、冷房の気配に気づいてやってくるのだ。犬の記憶 (河出文庫)
 室外機の駆動音で感づくんだろうけど、よくまあクーラーって存在を覚えてるもんだと思う。わりに涼しい土地に住んでるおかげで冷房なんて去年の9月頃からずっと使ってないと思うんだけど、9ヶ月だっても「この音がしはじめると涼しくなる」ってのは忘れてないわけだ。以前どっかで聞いた「犬の記憶は3ヶ月しかもたない」ってのはガセビアだったのだろうか。


 冷房しても仕事が捗るとは限らず、進まない時は進まない。そーなると家にいるのも嫌になって自転車で外出。サイクリングなんかしたら仕事するより暑いのは確かなのだが、どういうわけかそういう行動に出てしまうのだ。
 そんで出先で本屋なんぞをひやかしていると、雑誌コーナーで「TITLe」のスター・ウォーズ特集号を発見。大きめの雑誌を入れる鞄は持ってなかったが、それでも即買い。僕はもともとこの雑誌が好きな上、エピソード2の公開時にやってた特集もすごく読み応えがあって面白かったのを覚えてたのだ。スター・ウォーズエピソード3シスの復讐―スター・ウォーズ・コミックスno.012 (ワールドコミックス)
 この時期本屋はエピソード3の関連書籍が並びまくってるし、雑誌コーナーではこれでもかとばかりに出演者たちが表紙に露出している。そういう中では「TITLe」の表紙は全然目立ってなかったけど、その写真選びのセンスはやはり秀逸である。──エピソード2の時は「箱詰めされたR2」って表紙が気に入って買ったんだけど、最新号はそれと対をなす表紙写真なのだ。3年がかりでそう来たかって感じで最高なので、どんな写真か気になる方は本屋で見てみてね。
 それにしてもこの最新号、特集記事の偏り具合が見事だ。なにしろ半分以上のページを『シスの復讐』に割いているのに、他の映画については「65作品一挙紹介」なんて感じで一まとめ。それでいて都築響一さんの連載はしっかり2ページ割いてあるあたりが素晴らしい。
 同じく偏り具合が楽しい「TVブロス」はどんなことになってるかなーと思ってテレビ雑誌コーナーに行ってみると、案の定こっちでもスター・ウォーズ特集をやっていた。
 しかし立ち読みしてみると、こっちは日本人ファン2人によるマニアック対談という内容で、どうも関係者でも何でもない方々のようだ。これもこれでブロスらしくて素晴らしい。(買わなかったけど)