第一稿完成と竹内真組合

takeuchimakoto2005-07-11

 朝の5時半にむくりと起床。そのまま寝室から仕事部屋に移動し、1時間ほどかけて書き下ろし長編のラストシーンを書き上げる。──なんとゆーか、我ながら妙な生態の動物になってしまったもんである。
 ファイルのデータを見るとこの小説を書き始めたのは5月12日。ちょうど2ヶ月かかったわけだ。途中で結構のんびりしてた割に結構疲れた感覚があるのは、やはり慣れない恋愛モノなんぞを書いていたせいだろうか。
 まあ結局のところは僕の作品の系譜におさまるともいえるが(『粗忽拳銃』とか『真夏の島の夢』とか『図書館の水脈』とかの、広義のメタフィクション系)、やはりなんだか不思議な作品となったなーと思う。これから手直ししたり担当さんに渡したりタイトル決めたりって感じだけれど、さてどうなることやら。
 何はともあれ、これで一段落である。他の仕事といえば、いくつか待ってる書き下ろしは取材の後だったり先行作品の結果待ちだったりするし、担当者が人事異動でどっかいっちゃたという企画はまあ流れたとみてよろしかろう。連載もこないだ早めに次の原稿を入れたんだよなと思うと……当面やらなきゃいけないことはない! 夏休みだー!
 今日からいきなり暑くなったことだし、34才の夏休みを満喫したろうかと思っている。そもそも今回の書き下ろしに取り組んだのは2月から4月にかけて怠けまくったので少しは真面目に働こうと思ったからなんだけど、それが片付く頃にはまた3ヶ月くらい遊んで暮らしたくなっている。つくづく怠け者なんだなあ。


 話は変わって、mixiのこと。
 昨日から、ソーシャルネットワーキングサイトのミクシィってのに参加してみたのである。最近知り合った方からお誘いメールをもらって登録してみたのだが、日記を書く感覚はブログとほとんど変わらないようだ。アクセス記録を元に他の参加者と繋がって、素早くリアクションが返ってくるのはなかなか興味深い。
 そもそも僕がミクシィに興味を持ったのって、仕事絡みでもらった企画書に“新レーベルのターゲットはmixiにいるような男女”と書いてあったからである。しかしそんな説明をされたって“どんな男女やねん”って疑問しか涌かないわけで、とりあえず自分で体験してみたのだ。どういう人々と触れ合えるのかはこれからの楽しみだが、初日の収穫はミュージシャンの竹内真さんと知り合えたことだろうか。
 僕は竹内真と書いてタケウチマコトだけれど、彼は竹内真と書いてタケウチシンと読む。折りしも僕の34歳の誕生日にファーストミニアルバムのCDをリリースされたのだそうで
(興味のある人はhttp://www.shin-takeuchi.com/を見てみてね)、親近感を覚えずにはいられない。勝手にジャケット画像を拝借しちゃいましたが(すいません)、竹内真の読者の皆さんには竹内真のCDもおすすめであります。
 そのうち竹内真組合なんてのを作ったり、本と音楽でコラボレートできたら楽しそうだなーなんて話をミクシィ日記のコメント欄でしてたのだが、先ほどはてなブログミクシィ日記をまとめようと設定変更したのが失敗だったらしい。7月10日のミクシィ日記およびコメント群がふっとんじゃったようなのだ。こういうコンテンツ同士の兼ね合いってのもなかなか難しいね。
 まあログは保存しといたおかげで書き込んでもらった分も読めるんだけど、今後はどういう形で自分のコンテンツを管理してったらいいのか、ちょっと迷うところだなあ。