行動の言訳と映画の感想

takeuchimakoto2005-07-14

 雨の中、傘さして駅まで歩く。雨が降ったらお休みにしたいのだが、仕事の打ち合わせなのだ。
 せっかくなので、外出ついでに『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』を見に行くことにした。どっちがついでが知れたもんじゃないが、このために頑張って執筆に励んでたようなもんなのだ。
 ちなみにちょっと前の日記で、先に『逆境ナイン』に行こうかなってなことを書いたが果たせなかった。一緒に見る相手の関係でひよってしまったのだ。まあこれも島本ワールドの行動パターンっぽいな思えなくもない。「たとえ誘惑に屈しようとも、たとえ前言を翻そうとも、俺は俺の気持ちに嘘はつかんのだ!!」なんてね。
 でもシネコン売店で真っ先に見たのは逆境ナインの関連グッズだった。男球とか熱い言霊のTシャツとか湯のみとか、たくさん並んでてとにかく目を引いたのだ。こりゃいいやとばかりに眺めて楽しんだが、結局買ったのはスター・ウォーズ物ばかり。我ながら根性ないとゆーか何とゆーか。


 で、『シスの復讐』を見た感想はっていうと、これが圧巻だった。最初から最後まで手に汗にぎりっぱなし。
 単純に活劇の興奮もあるし、シリーズ完結ってことで謎が解けたり話が重なったりの興奮もある。R2は大活躍だなーとか思ってるだけでも面白いし、これがこう繋がるのかと考えてく楽しみもあった。──そんなわけで、思わずスナッククリップのR2をちょこっと改造してカッチョよくしてしまったのが今日の画像(さてどこをどういじったでしょう?)
 見てない人には全く意味のない話で申し訳ないが、EP2でかったるいと評判悪かった草原のいちゃつきシーンと、EP3で唐突すぎると評判悪いパドメの心変わりシーン、二つ合わさるとちゃんと納得のいく伏線と心理描写になっていた。ルーカスという人は、脚本家として考えてることは考えた上で監督として見せ方が不親切って感じなのかもしれないなあ。
 EP3で詳しい説明の全くなかったサイフォディアスって人とクローン軍の関係についても、彼が共和国のためにクローンを注文→ドゥークーが暗殺して横取りしてその後の出資→パルパティーンが育成段階でオーダー66をインプットしておき、戦争拡大で権力握った後でジェダイ狩りを実行って考えるとなるほどと納得はいく。しかし普通に2時間映画館に座ってる客にそれが伝わるかってえと、まあほとんど無理だろう。それでもOKっていう土俵を作った時点でルーカスの勝ちなんだろーけどね。
 パル氏の計画は緻密なようでいて危ない橋を渡りすぎじゃねーのとか、アナキンは最後に訃報を聞いた時点で約束が違うと皇帝に背きそうなもんだとか、つっこみどころも多々あるが、そんなことどうでもいいやってほどの満足感もある。いやあ面白かった。そんなに楽しんだあげくに今日は奢ってもらっちゃったので、また今度自腹で見に行こうと思っている。