クローンの仮面とカタカナの疑惑

takeuchimakoto2005-07-20

 うちから一番近い(ったって何駅も先だが)シネコンに行って驚いた。
 逆境ナイン』がやってねえ!!
 たくさんのスクリーンがあって全く面白くなさそーな作品がずらっと並んでるってのに(でも『皇帝ペンギン』は観てみたいな)、何てこった。映画配給の系列の関係なんだろーか。まさかもう打ち切られたってこたぁねーだろうな。
 こないだ行ったシネコンでは『スターウォーズ』と並んでどどーんと『逆境ナイン』の特大ポスターがあったってのになあ。その時点で観なかったバチが当たったような気さえしてしまった。


 仕方ないので、また『シスの復讐』を観ることにした。こないだは字幕版だったので今回は吹き替え版。
 僕は英語力も弱いし『スター・ウォーズ』の知識もいい加減なもんだけど、それでも前回は字幕の妙な翻訳に首をかしげた。字幕の情報量は限られてるからある程度は仕方ないけど、情報が減ってるわりには不必要かつちょいズレの意訳が連発されてて嫌だったのだ。シディアスの登場よりベイダーの誕生より、エンドロールの最後に「字幕・戸田奈津子」って出た瞬間の方が、出たぞ悪の黒幕って印象が強かったくらいである。
 吹き替えは吹き替えで芝居のニュアンスが消える傾向があるけれど(こないだテレビでやってたEP1とかEP4とか)、今回のEP3はメインのジェダイ2人のセリフがすごくいい感じに聞こえた。パルパティーンの声質はちと違うだろうと思いつつも、ヨーダの声を永井一郎氏がやるとなんともユーモラスで好印象。さすがは波平。


 上映前後、やけにマニアックな品揃えのショップを見物。上映作品に合わせてスターウォーズ関連グッズが多いのは分かるけど、サイン入りフィギュアだの古いボトルキャップだのまで売ってるのは担当者の趣味なんだろうか。定価無視のプレミア価格なんてつけていいのかな?
 そんな中、クローントルーパーのお面(ジェダイ聖堂を襲ってた部隊かな?)を売ってるのを見つけ、安いわりによくできてるなーと思ってペアで買ってしまった。その場では勢いで買ったようなもんだが、自宅まで持ち帰ってみるとさて何に使おうって感じであるな。
 今のところ思いつく使い道としては、「雷門獅篭の落語会に持参して、出囃子の間に客席でかぶっといて驚かす」ってことぐらいである。しかし協力者が一人必要だし、そのためにわざわざ名古屋や東京に出るのかーと考えるとちと躊躇する。あげくに高座から一切いじってもらえなかったら寂しいだろうしなあ。


 そうそう、『シスの復讐』を2回見たおかげで気になったこと。
 冒頭の戦闘シーンで、R2が隠れる場所の近くで妙な物を発見したのだ。日本語のカタカナで「ビン」と書かれたガスボンベみたいなもんが逆さに置いてあったような気がするのだが、あれは何だったんだろう?
 異世界のイメージ演出のためか、このシリーズではあんまり文字が出てこない。しかしこないだ見直した旧作ではアラビア数字を使ってるカットがあったし、英語じゃなきゃOKってことなんだろうか。随所で日本語から引用されたネーミングがあるようだし、大型缶に「ビン」と書いて逆さに置いとくってのにも何か隠された意図があるよーな気がしないでもない。それとも誰かのイタズラだったら素敵だなあ。
 一瞬映っただけなので見間違いかもしれんけど、どなたか正解をお知らせください。