古都と木工

takeuchimakoto2005-10-08

 京都取材2日目。安宿に素泊まりなので朝から四条河原町をうろつき、結局すき家で朝食。全国チェーンだから京都の味ってこともなかろうが、新メニューのネギ玉牛丼ってのが青ネギたっぷりだったのでなんとなく九条ネギっぽい気がしないでもない。
 天気はあいにくの雨だけど、朝から東山方面へ。東山図書館を取材してから清水寺界隈を散策して帰ろうと思ってたのだが、東山図書館がなかなか見つからずに道に迷ってしまった。結局、タクシーの運ちゃんが「ここは市役所と消防署ですわ」と言った場所に図書館があったのだけど、消防署と棟続きの図書館ってのも珍しいのではなかろーか。
 運ちゃん情報で「図書館はもっと西ちゃいますか」ってのにすっかり騙されてしまって歩き回るはめになったのだが、おかげで面白いものに出会えた。道沿いに仏像の店があって、
そこで仏師さんの製作現場を見物できたのだ。彫る前の角材に下描きをした状態と、それを彫り始めて立体化しかけてる状態、そして完成作が雑然と並んでたおかげで、なるほどこうやって作ってくのかとよく分かった。
 他にも、ただ町を歩いてるだけでも木工製品や竹細工の置いてある店を見かけることって多くて、こういうのも古都の文化ってもんなのかなーと見入ることしばしば。どれも僕が趣味でやってるのより遥かに高度なレベルなわけだが、それも参考になることって多くて勉強になった。
 そんなわけで、帰宅後にはお座りくろべーの木彫りを再開。9月25日のブログ画像と見比べてみるってえと、ちょっとは犬っぽくなってきたかな。