映画の収穫と磨きの作業

takeuchimakoto2005-10-16

 寝床シアターで、『素晴らしき哉、人生!』を鑑賞。
 どストレート&時代がかったタイトルのこの映画、何も知らなかったら見なかったかもしれないけど、前に和田誠三谷幸喜の『それはまた別の話』の中で紹介されてるのを読んですごく見たくなってたのだ。でも古い映画(1946年)のせいかうちの周辺の店じゃあDVDもビデオも見あたらず、そのうちテレビで放映されるのを待つしかないかなと思っていた。
 んがしかし、『capeta』の新刊がそろそろ出てる頃かなーと思って本屋に行ったら、思わぬところで発見。漫画の棚の隣に書店売りの廉価版DVDのコーナーがあって、そこに1枚だけ置いてあったのだ。見つけただけでも嬉しい上、値段も500円でなお嬉しい。結局『capeta』は出てなかったのだが、ほくほく気分でDVDだけ買ってきたのである。
 で、この映画が実に良かった。序盤から意外なくらいにテンポがよかったし、先に解説を読んでるおかげで一つ一つの伏線にわくわくし、筋は分かってるってのに最後は感涙。こういう映画が500円で購入できるってことも、和田誠三谷幸喜という二大映画通による見事な解説が文庫本で読めるってことも、なんとも贅沢だよなーと思う。……てなわけで、映画好きで未見の方がいらっしゃいましたら、騙されたと思って買ってみてね。どっちも本屋さんで手に入るってのも嬉しい作品です。
素晴らしき哉、人生! [DVD]それはまた別の話 (文春文庫)


 関係ないけど、今日の画像は削り作業がだいたい終わったお座りくろべー像(右側)。今日から紙やすりでの磨き作業に入ったのだが、これを根気よくやった後で黒く塗ったりニスを塗ったりすると左側の寝そべりあくび像みたいな感じに仕上がる(予定)。
 ゆがみの大きい小型カメラのレンズで至近距離から撮ったのでお座り像が頭でっかちになってるが、だいたい2体とも同じくらいのサイズである。ある程度それを狙ってもいたのだが、小刀一本で作っていくってえと自然と手のひらサイズになるのかもしれない。