亀裂の補修と竹茶の研究

takeuchimakoto2005-10-24

 午前中、家事と執筆と木工。なんか天気がいいってえとえらく忙しい気になる。
 木彫りくろべー像は研磨がだいぶ進んできたので、椿材の亀裂を塞ぐ作業。生えてた時の状態のせいか乾燥のさせ方のせいか、彫りすすめた後で内部に傷や透き間が見つかったりするのだ。
 質感を同じにするため、紙やすり作業中にためといた磨きカスを木工ボンドと練り合わせて亀裂に埋め込んでいく。ご近所さんに教わった方法なのだが、そうやって塞いだ後で乾燥させて再び磨くってえときれいに仕上がるのだ。


 ベランダで作業してたので、喉が渇いたら竹の葉を摘んで台所へ。今回は2階まで伸びた部分の葉を使ってお茶を入れてみることにしたのだ。よく分からんけど、なんか上の葉の方が美味しそうな気がするし。
 ホットで飲むのはカップに注ぎ、冷まして飲むのはペットボトルに注ぐ。ペットボトルに入れた分は驚くくらいきれいな色で、ちびちび飲みつつ陽に透かしたりしてみる。
 と、そんな僕の横でくろべーが期待に満ちた顔をしている。もともとお茶の類が好きな犬なのだが、竹茶もほしいらしい。日当たりのいいベランダにいて喉が渇いたのかもしれんが、普通のお茶より物欲しげ度が高いようなのはほのかな甘味があるせいだろうか。
 そんじゃあと、一階のくろべー食卓に降りてって二つの皿に水と竹茶を並べてみる。くろべーは水なんて目もくれずに竹茶をがぶがぶ飲みまくり、もっとないのって顔をしていた。


 昼食ついでに外出、寿司についての文章を書いてたせいでやたらとマグロが食べたくなり、海方面の回転寿司へ。遠洋から運ばれてくるネタは海に近くたって関係なさそうだけど、ダウンヒルを走った後で赤身やトロや鉄火をつまむのはそれだけで気分がいい。マグロのカワなんて小鉢(ゼラチン質の皮をポン酢と紅葉オロシで和えてある)を初めて食べてみたが、なかなか美味。これからヒルクライムだと思うと飲むわけにはいかなかったが、ビールや酒の肴に合いそうだなあ。
 帰りは里山コースを走り、こないだバテた坂を征服。公園のベンチに寝転んで読書休憩してから買い物に出かけ、日用品プラス紙やすりを購入。これまで使ってたのは320番と800番だから今度は240と1000で攻めてみるか……などと考えるのが妙に楽しい。
 サイクリング後の水分補給と思ってドリンクコーナーに行ってみたら、「熊笹茶」ってペットボトルを発見。熊笹は竹の親戚だし、中国語だと「山白竹茶」となるのだそうで、既に竹茶のペットボトルは商品化されてたのだな。
 成分表を見るとほうじ茶をブレンドしてあったが、これは飲みやすさを求めたせいだろうか。そうした方が一般的なお茶のイメージに近づくのかもな。