世界旅行と翻訳作業

takeuchimakoto2005-12-21

 以前、「タケウチのさがしもの」ってコーナーにのっけていた「世界旅行ゲーム」を入手。エポック社の製品で、遊び方を説明してくれるソノシートがついてたらしいってのが時代を感じさせる。ボードやカードのデザインもえらく懐かしいなあ。
 たしかこれ、クリスマスだか僕か姉の誕生日付近だかに家族でデパートに行った時に買ってもらったゲームである。世界地図をモチーフにしてるってことで、親としては地理の勉強になればっていう狙いもあったのかもしれない。
 その甲斐あってか、家の中でばかり遊んでるような子供だった僕も今では旅行好きに育ってて、このゲームの都市カードの中でも3都市ばかり実際に訪れた(トランジットで寄ったバンコクは数に入れちゃいかんよね)。合計で36枚ある都市カードのうち、いったいどれだけを実際に訪問することができるかな。


 そんな中、来年は仕事でアメリカ一周旅行に行けるかもしれない。まあ一気に一周じゃなくて3階に分けてぐるっと回るらしいんだけど。
 その関連で手がける翻訳作業に今日からとりかかった。スタインベックの『チャーリーとの旅』っていう本で、老境に入ったスタインベックが愛犬チャーリーと共にキャンピングカーでアメリカをぐるっと一周する旅行記である。これが実に名文で、序盤のほんのちょっとを訳しただけでもわくわくしてきてしまう。
 しかし我ながら単語力の不足はいかんともしがたく、仕事を終えた後はネット通販で電子辞書を注文。2月にパースの英語学校に行った時にはクラスメートのほとんどが電子辞書を使っててジェネレーションギャップを感じたもんだが、よーやくみんなに追いついたような気がしないでもない。
 でもまあ、あの時のクラスメートなんて今じゃみんな英語ぺらぺらだったりするんだろうなあ。みんなどーしてるかなーと思いつつ、僕が英語の本(しかもノーベル賞作家だ!)の翻訳の仕事をしてるなんて知ったら、みんな絶対驚くだろうなあ。