冬眠熊と配達物

takeuchimakoto2005-12-26

 今回は、いろいろと「届いたもの」について。


・クリスマスの朝から仕事。オンライン辞書ともう二十年近く使っててボロボロになってる辞書を併用しつつ翻訳作業をしていたのだが、そこにチャイムが鳴って宅配便で電子辞書が届く。こないだネットで注文したもんだが、ちょうどクリスマスの朝に届くとは。我が家にサンタはこないもんだと思ってたけど、タイミング的に結構うれしい。
 オーストラリアに滞在してた時、パースのクラスメイトやシドニーのシェアメイトの電子辞書を借りたことはあったけど、自分の道具として使うのはまた違うもんだな。使い勝手もいいので、基本単語もやたらと辞書ひきながら毎日すこしずつ進めてきた『チャーリーとの旅』の翻訳も加速するかも。音声機能もついてるせいで、仕事そっちのけで調べる単語や文例を次々に発音させて遊んでたりもするのだが。


・クリスマスの夜のM1グランプリについて、「お前の予想ハズレで全然鉄板ちゃうやないかい!」というメールが届いたが、僕が関西芸人に疎いだけで、鉄板予想じゃないけど鉄板レースではあったんじゃなかろーか。番組内の予想例でもブラックマヨネーズが優勝扱いだったんだし。
 ちなみに僕は例年、実際の優勝とは関係なしに勝手に優勝者に選んでいる。この5回の歴代優勝者は、アメザリ笑い飯アンタッチャブルアンタッチャブル麒麟だったりする。……それにしても、今回の笑い飯麒麟の二つ目のネタ、これまでのファイナルで出してたら結構いいとこいったんじゃないかなあ。そういう意味で、ファイナルにおいて新鮮であることってのも結構大事な要素なのかも。


・家ごもりで過ごしてたせいで冷蔵庫の食料が底をつき、クリスマス明けの月曜に買い出し。車の強みで五千円以上もあれこれ買い込んだんだけど、いろんな形で鶏肉が安売りだったのは笑った。クリスマスに売れ残ったのね。
 帰宅してポストを見ると冬期講習のテキストが届いてる。何じゃこりゃと思ったが、『自転車少年記』であれこれ使用許可を出したものの一つらしい。この寒いのにおいらの小説で勉強している少年少女も大変だなーと思いつつ、待てよそいらは冬休みってことかと気づいてちょっと悔しい。我ながら大人げないね。


・「ほぼ日」のメルマガを購読してるのでほぼ毎日届くんだけど、基本的に読むのは月曜日だけ。糸井重里さんのコラムを読みたいからで、今回は映画『あらしのよるに』のキャッチフレーズについての文章に唸らされた。勉強になるというか、さすがプロ中のプロの視点とか考え方ってすげーなーと思う。
 僕はなんかの拍子にNHKの朗読番組みたいなやつでこの作品に触れ(映画ではガブ役の中村獅童が全ての役をやってて素晴らしかった)、こりゃ面白いやと思ってシリーズ全作を読んだのだが、映画の宣伝展開についてはノーチェックだった。なるほどそういうコピーなのかあ。


・昼すぎ、そろそろ小説に取り掛かるかと思って仕事部屋の暖房を入れる(ここんとこそういうペースなのだ)。すると玄関でチャイムの音がして、oisixという食品専門オンラインスーパーからの荷物が届いた。こないだお試しキャンペーンで1回頼んでみたのだが、ほっとくと今後も2週に1回届く契約になってるらしい。まあ美味しいからいいんだけど。
 中身は野菜や牛乳や玉子が満載で、午前の買い出し分と合わせて一気にえらい量の食品が我が家にストックされた。冬眠前の熊じゃないんだからと思いつつ、これで年末年始も家に引きこもって仕事する準備は万全。