雨空と雨鶏

takeuchimakoto2006-01-02

 久々の雨である。朝の散歩の時はどーにかやんでたけど、あとは一日じゅう降ってたようだ。
 年末年始も関係なく(テレビに演芸番組が増えるのが嬉しいけど)家にこもって仕事してるので天気はどーでもいいのだが、やはり雨の日はなんとなく調子が悪い。小説がちっとも進まないので、もっぱら解説書きの仕事に励む。
 芦原すなおさんの『雨鶏』がヴィレッジブックスの新レーベルで文庫化されることになり、その解説依頼をいただいたのだ。嬉しいなーと浮かれつつ、いろいろ思うところを書き連ねる。雑誌掲載時のコピーを再読したり、かつて大林宣彦監督にインタビューした時の録音テープを聞き直したり。何かと思い入れの深い作品なのでついつい解説もたくさん書いちまいそうである。
 仰せつかった枚数制限には収める予定ではいるけれど、果たして普通はどのくらいの長さなんだろうと思って既刊の芦原作品の文庫本をばーっと眺めてみる。どうやら6ページ前後ってのが一般的のようだが、創元推理文庫で17ページにわたって熱い思いを綴っておられる方を発見。『嫁洗い池』の解説を書いておられる喜国雅彦さんである。
 こりゃあ心強いと思いつつ、ふっと新記録を立ててやろーかなーなんて考えも頭をよぎっている。