夜明けのワープロと春風のササラ

takeuchimakoto2006-02-15

 夜明け前の寝床でふとアイデアと思いつき、朝の5時過ぎからむくりと起き上がって仕事部屋へ。小一時間かけてぺけぺけと執筆。
 たまにこういうことってあるんだけど、ワープロに向かっているうちに夜が明けるってのは気持ちいいもんである。一般的な作家は徹夜明けにそういう時間を迎えるのだろーが、健全な僕は早寝早起き明けに味わうのである。
 ともあれ、例によってどんどん長くなりそうだった『ワンダー・ドッグ』も、どーにか常識的な単行本一冊の長さでおさめる見込みがたった。多分このままいけば3月中にはラストシーンに達することだろう。


 今日は春の陽気だとかで、朝からあったかいのでくろべー散歩も自転車で出かけ、午前の仕事を終えた後はサイクリングに出かける。久々のロードレーサーなのでペダルが軽い軽い、厳冬の不摂生がたたって体が重い重い。
 売れ残り工業団地の公園でのんびり寛ぎ、コンビニのサンドイッチで昼食。読書したり昼寝したり竹細工に励んだり。なかなか平和な水曜の午後。
 この竹細工、中華鍋を洗うための道具なんだけど、こないだ初めてササラって名前なのだと知った。まあ僕の作るのは自己流だからどの程度本物のササラと同じなのかは知らんが、さささっと表皮を削った後で竹稈を細く割いていき、手頃なとこに引っ掛けやすいように穴を空けたり枝の長さを調整したりすれば出来上がり。がんがん作って使い捨てなので便利だし、たまに我が家を訪れる来客にあげても使い勝手がいいと好評な逸品である。
 あたたかな日差しと気持ちいいそよ風の中、4本ばかり完成させた。これで当分、中華鍋は洗い放題であるな。