警察の宣伝車と新聞の集金人

takeuchimakoto2006-03-29

 午後、うちの近所を警察の宣伝カーが通った。
 うちの前までは来なかった上、徐行ってほどゆっくり走ってなかったので聞き取りづらかったが、このあたりで空き巣事件が起こってるから用心して、不審人物がいたら通報してほしいってなことを言ってるようだ。田舎だけあって警官の配備が少なく、交番も無人のことが多いこのへんだが、こんな車が存在したとは。
 それで思い出したんだけど、ちょうど昨日の午後に我が家に不審人物がやってきた。僕が庭仕事してる時に門の開く音がしたのでひょいっと顔を出してみたら、初老の男が「こんにちは」と告げてきて、挨拶を返したら「新聞の集金です」と言ったのだ。
 んがしかし、うちは新聞はとってない。そう答えると手元の地図をみて、「えーと、○○さん?」と尋ねてきた。それはお隣さんの苗字を読み間違えた名前だったので、隣だよと指差すと去っていった。
 まあそれだけのことなんだけど、僕は少々怪訝に思った。新聞屋の集金だったら毎日配達してるわけだし、新聞を届けてもいない家に集金に来るって変である。それに契約先の名前くらい読み方も含めて把握してるもんじゃなかろうか。つまり彼は、所在地も読み方も知らない家に集金にやって来たってわけで、それってつまり、よほど不慣れな集金人か、とっさに集金人のふりをしたかってことになるわけだ。
 こういう不審人物情報も通報するべきなんだろーかと思ったが、宣伝カーはすぐにどっかに行っちまったし、警察に電話するには僕は男の特徴を覚えてない。普段からぼーっとしてるからいかんのだが、白昼堂々空き巣狙いの下調べに遭遇するのを予期してるわけじゃないのだ。
 110番に電話して勝手な推理と曖昧な情報を伝えても怒られるんじゃねーかって気もするし、さてどーしたもんだろうね。