チャーハンとヘップバーン

takeuchimakoto2006-04-06

 ふと中華屋のチャーハンが食べたくなり、風の強い晴天の中をサイクリング。
 わざわざサイクリングで行くっつっても特に名店ではなく、どっちかというと街道沿いの大衆食堂みたいな店なんだけど、去年来たときに「特製チャーハン」っていう張り紙があって気になってたのだ。それを食べに行こうと思い立ったのである。
 途中、休憩気分で立ち寄った店でDVDコーナーを眺めていたら、ヘップバーンの『パリで一緒に』を発見。前に何気なくテレビをつけたら放送されていて、とても楽しかったのでちゃんと見たいと思ってた作品だ。値段を見たら新品なのに¥1500と安く、2枚買ったら¥2500とのこと。
 1枚で¥2500でも買いたかった作品だし、おまけとか値引きとかに弱い性格なので、さて何と一緒に買おうかと棚の前にしゃがみこむ。──ロビン・ウイリアムズ作品が欲しいとこだったが、ビデオに録画してあるものばかりだったので渋いとこを狙って『2001年宇宙の旅』に決定。通しでちゃんと見たことないので、そのうち寝床シアターでじっくり見てみようと思う。気持ちよく寝られる作品だって噂だし。パリで一緒に [DVD]2001年宇宙の旅 [DVD]
 で、2枚のDVD持参で入った中華屋で特製チャーハンを注文。何が特製なのかと思ってたのだが、普通のチャーハン+五目あんかけって感じの料理であった。
 味の方はというと……うまいことはうまいのだが、チャーハンはチャーハンで、五目あんかけは白いご飯にかけて食べた方がいい気がした。


 帰宅後、早いとこ『パリで一緒に』を見たいもんだからくろべー散歩も早めに済ませた。早い分には奴も文句はないのである。
 自転車花見散歩の後は4時代から入浴、湯上りにビールを飲んで(『パリで一緒に』記念に2本買っちまいました)、いそいそと寝室へ。雨戸を閉めていざ鑑賞。
 やはり楽しい映画だったが、断片的に見てたせいで頭の中でずいぶんと膨らましてたってことに気づいた。おいらだったらこうするなってとこが多々あって、それが新たな創作のモチベーションになりそうな予感もあったりする。
 この映画、1963年製作ってことなので、オードリー・ヘップバーンはこのとき僕とだいたい同い年くらいってことになる。三十代半ばでこの美貌は大したもんだと思いつつ、ちゃんとコメディーを演じられるってのが素晴らしいよな。こないだ見た『黄昏』に出てたキャサリンの方のヘップバーンさんも素敵な六十代を演じてたけど、年齢を重ねた美貌ってのはそれだけで偉いって思えてしまう。
 それにつけても、我が仕事場にこんなキュートなタイピストがいてくれたらさぞ執筆も楽しかろうなーと思う。一度そういう共同作業で小説を書いてみたいもんだ。