月曜散髪と作家解析

庭石をかきわけてタケノコが顔を出した

 床屋嫌いでしばらく髪を切ってなかったのだが、えーかげん伸びすぎて鬱陶しくなってきたので散髪へ。
 最近開店したとこに行こうかと思いつつ、連休中は混んでるかなーと思って今日まで待ってたのだが、いざ行ってみるってえと定休日でやんの。ありゃりゃと思って別に店に行くもそこも休み。独立系低価格店まで横並びで月曜定休にしなくてもいいではないか。まったく田舎はこれだからと思いつつ、これも連休明けのせいかな。
 こうなるとこっちも意地で、前に行ってあんまり良くなかった店へ。そしたら今回ついてくれたお兄ちゃんは無口で上手で当たりであった。
 帰宅して昼飯食いつつメールチェックしたら、午前のうちに方々の出版社やらプロダクションやらからメールが届いてる。連休中にやってた仕事を昨日まとめて送信しといたり明日も打ち合わせをハシゴしたりする予定だからなんだけど、こういうのも連休明けの風物詩かもしれない。


 ところで先日、「作家解析機」なるサイトを教えてもらった。
http://seibun.nosv.org/maker.php/tomo1202/
 はやりのネット占いの一種だが、名前を入れると現代作家の名前でもって成分解析をしてくれる。「竹内真」なんてのも表示されると聞いて見にいってみた。 
 試しに僕の名前を入れたら、結果はこんな感じ。


竹内真の93%は成分60林真理子で出来ています
 竹内真の6%は成分30梨木香歩で出来ています
 竹内真の1%は成分8小川洋子で出来ています  』


 おいらは93%も林真理子さんでできていたのか。知らなんだ……
 どうやら文字のアスキーコードを因数分解みたいな形で転用して成分に登録してある作家名(百人分あるらしい)に対応させるってシステムのようだが、ほんとに「竹内真」が出てくるもんか試してみたくていろいろと入力してみた。 
 僕の小説の登場人物だったら僕が成分になってなきゃおかしいぞと思うんだけど、ネームバリューが低いせいかなかなか出てこない。ようやく発見したのはこんな名前であった。


『星野すみれの83%は成分50古川日出男で出来ています
 星野すみれの8%は成分35竹内真で出来ています
 星野すみれの5%は成分9津原泰水で出来ています
 星野すみれの3%は成分6あさのあつこで出来ています
 星野すみれの1%は成分5川上弘美で出来ています  』


 星野すみれってのは『図書館の水脈』に出てくる名前。厳密には僕の創作した名前ではないけれど、村上春樹トリビュートって企画の発起人たる古川日出男さんの名前と並んでたのはちょっと嬉しかった。他に藤子不二雄さんや村上春樹さんも含まれてたら言うことなかったのにな。
 ふと思ったのだが、こういうシステムを利用すれば名前を解析とは逆に成分の方を入力して新たな名前を作ることも可能なはず。小説を書いてて登場人物名を決めるのってわりに面倒なことがあるので、そういう名前合成システムがあればいいのにな。
 たとえば「漫才師が飛行機乗りから女性宇宙飛行士になり、政界入りして知事になる」なんて設定で書こうと思ったら「横山やすし向井千秋石原慎太郎」で名前を作ればいいのだ。石原さんのかわりに青島幸男横山ノックって名前を入れたりすると無責任な名前やスケベな名前が出たりなんかしてね。