上天気と怪電話

文と写真は関係ないが

 久々の快晴である。雨戸を閉めずに寝てたせいもあり、朝の日差しを感じて5時前に目覚めてしまった。
 さすがに早すぎると思って寝床シアターで映画鑑賞などしつながら布団にとどまるも、結局うずうずして6時前に起き出す。気持ちのいい朝の中、くろべーと共に自転車散歩。
 帰宅して布団干したり仕事したり。んがしかし、今日みたいな日曜日のことを「こんな日に仕事なんかしてたまるか日和」と呼ばずして何とする。布団を取り込む頃に帰ってくりゃあいいやってことで、いそいそとお出かけ。


 帰宅して布団を入れて夕方の自転車散歩。……ってとこまではそれなりに平和で楽しい日曜日だったのだが。
 夕方に何本か電話がかかってきたんだけど、これがどうも様子がおかしい。このところ「数回呼び出し音が鳴って切れる」とか「僕が出ると切れる」とかの怪しい電話が続いてるところに、今日はそれが立て続けにかかってきたのだ。
 おまけに、うちで電話が鳴るのと相前後してご近所からも電話の鳴る音が聞こえてくるってパターンが多いのが気がかりなのだ。──こういうのって、礼儀を知らない電話セールスのバカかなーとも思うのだが(主婦が出れば営業トークでそれ以外ならガチャン)、架空請求詐欺犯人からの電話って可能性もあると思うのである。仮に電話に出たのが年寄りの声だったら「お宅の息子さんが交通事故を……」と切り出し、主婦の声だったら「お宅のご主人が痴漢事件を……」と切り出すとか何とか。
 1970〜80年代にかけて造成されたと思しきこの住宅地には、子育てを終えた年配のご夫婦二人暮しなんて家が結構多い。その名簿がどっかで流出して(田舎の町内会には個人情報保護の意識などない)犯罪者の手にわたれば、手当たり次第にしつこくかけまくって詐欺のカモを探るなんてことにも使われかねないと思うのだ。
 幸か不幸か僕の声は、電話セールスや詐欺の対象じゃないってことなのだろーか。それにしても出るなりガチャっと切れるのは腹立たしいもんである。まあ僕も下らん電話セールスだと分かったらさっさと叩き切ってやるからお互い様かもしれんけど。
 しかし、仕事中にこういう電話が鳴ると鬱陶しくて仕方ないので、明日からは電話のコール音を消音して常に留守電にしとこうかと思ってます。何か御用の方は留守電に向かって吹き込んでもらえれば、途中で受話器を取るなり折り返し連絡とるなりしますんでよろしく。(たまに「いきなり留守番電話というのは失礼なので用件は吹き込まずに出るまでかけ直すのです」って人がいますが、僕としてはそういうマニュアル思考や「留守電と分かったらすぐ切れる」って電話が特に礼儀正しいとも思ってないので考慮しません)
 それにしても、いまだにケータイも持ってない上にこうして在来線の電話も出なくなるってえと、ますます人付き合い悪くなるなあ。困ったもんだ。