パン屋の奇跡と松屋の牛めし

松屋って特盛りないんだね

 昼まで仕事してサイクリングに出発、田舎道でパン屋を見つけて昼食を買っていくことに。
 驚いたのは会計を済ませる時。ご主人さんがいきなり、「奇跡は起きませんでしたね」と話しかけてきたのだ。
 何のこっちゃとその場で立ち尽くしたが、サッカーのワールドカップの話だった。そりゃブラジル相手なら文句なく負けるだろーと思ってたので、僕は全く気にしてもいなかった。まさかこういうタイミングでその話題を振られるとはなあ。
 それにしても、初めて会った人から開口一番に「奇跡」って言葉について語られるるってのは滅多にない経験だと思う。サッカーファンのパン屋さんだったんだろーけど、上京したての学生相手の新興宗教の勧誘じゃないんだから。


 サイクリングでは知らない町に行き、古本屋を物色した後で牛丼屋へ。いや松屋だから牛めし屋って言うべきなのかな。でも松屋の社長は吉野家ファンで真似したって話だしな。
 昼食にはパンを食べたのだが、松屋に入ったのは「豪州牛めし」ってノボリに惹かれたからである。アメリカからの牛肉輸入はいろいろもめてるが、オージービーフでもって牛丼販売が再開されてたんだなーと思って久々に食いたくなったのである。
 さっそく大盛りと温泉玉子の食券を購入して席についたが、出てきた大盛りは若干肉が少ないような……これも狂牛病のせいかサイクリングで腹へってるせいか、はたまた単に食い意地はってるせいなのか。