散歩マリオネットと青春デンデケデケデケ

　朝の散歩は2頭連れ。昨日からお向かいのチコの世話を引き受けてるのだが、チコの散歩はわりに行儀いいようなのでくろべーと一緒でも平気かと思ったのだ。
　ところがこれが大間違い。２頭になった途端、チコは興奮してパワーアップするし、くろべーはチコやそのおしっこの匂いを嗅ぎたくてたまらない。左手にくろべー、右手にチコのリードを持ったのだが、これが絡むわこんがらがるわ。
　林の間の道ではどういうわけだが左右別々の端を歩きたがり、僕は道の真ん中で両手を広げて歩くハメに。おまけに２頭でクロス攻撃というか、左右のポジションを入れ替わったりするもんだから、真ん中の僕はは引っ張られるままにくるっと回れ右して後ろ向きに歩いたりしてる。なんだか出来の悪いマリオネットみたいである。
　早朝の散歩だから間抜けにくるくる動いてても大丈夫だったが、人や車とすれちがいがちな夕方の散歩だとこうはいかない。夕方は昨日同様、チコと歩いて散歩してからくろべーと自転車で散歩って感じだな。

　朝の散歩で一汗かいた後、洗濯機を回してる間に読書。久々に『青春デンデケデケデケ』を読む。
　昨日仕事がらみでひどいシナリオを読むハメになったので、その口直しに好きな本を読みたいなーと思ったのだ。このところあまり小説を読んでないし、もしや自分の読書力が落ちてるのかもしれないという危惧もあった。
　んがしかし、やはり『青春デンデケデケデケ』は名作である。すいすい読める。ぐいぐい読める。こうしてあらためて読むと、自分がたくさん影響を受けてることを再確認できるのも面白い。
　午前中に集中して読んだ後で外出にも持参し、居酒屋での昼食（酒の肴系の料理で食事ができるのが嬉しい）でも読み、午後も冷房を効かせた部屋で読む。たまにゃあこうやって読書にたくさん時間を使うのもいいもんだ。
　今日でエッセイの仕事もだいたい片付いたので、明日からは仕事というとパソコンに向かって翻訳作業ってことになる。ＢＧＭがわりにＤＶＤで映画版を流しながら働こうかな。