ホームスターとペーパーバッグ

招き猫の正体が分かる人は偉い

8月5日(土)
 朝の宅配便でホームスターが届く。短編小説の資料ってことで貸してもらえることになったのだ。
 早速梱包をとき、機能の意趣晴らしのように冷房をきかせた仕事部屋で雨戸を閉めて試してみる。本体がやけに軽い&機能がシンプルってことで意外にチャチなのかなーと思ったが、投影してみてびっくり。めちゃめちゃ精巧で天の川の小さな星々までくっきりと再現されてるのだ。値段の大半は原板の制作費と思えば納得だな。
 ゆっくりと回転する星空や流れ星機能などを満喫した後、その勢いで執筆。夕方までに書き上がったが、10枚以内って枚数制限のところが15枚になっちまった。ついつい長く書きがちなのが僕の悪い癖だが、さてうまいこと短縮できるだろーか。

8月6日(日)
 朝から短縮作業。15枚から文章をブラッシュアップして13枚に、そこからシーン展開を変えて11枚に。
 さすがにこれ以上は無理なんじゃねーかなーってとこでワープロを離れ、車で駅前へ。講談社文庫から11日発売の『じーさん武勇伝』の見本刷りが上がってきたってことで、それの受け取りがてら担当氏と喫茶店で雑談。
 見本刷りっていうから一冊だけもらえるのかと思ったら、「KODANSHA」と書かれた紙袋にどどーんと10冊入りで手渡してもらった。こういうのって何冊くれるかって社によってばらばらだし、郵送か手渡しかも編集者によって部署によってまちまちで興味深い。
 そんなわけで、文庫版『じーさん武勇伝』はなかなか面白い本になりました。よろしければご覧くだされ。