朝の大河ドラマと夜の競馬マンガ

 ここんとこ涼しいのはいいのだが、今朝は涼しいのを通り越して肌寒くて目覚めた。長袖Tシャツに七分パンツで布団被って寒い8月ってのもすごいな。暑いよりいいんだけど。
 朝の散歩の後で録画しといた『功名が辻』を見たのだが、永作博美浅野ゆう子の演技合戦でもちょっと背筋が寒くなる。もともと浅野ゆう子の演技は妙に凶々しいなーと思ってたドラマだが、永作博美の怨念に満ちた笑顔も恐いよな。違うタイプの美人がそれぞれに鬼気迫ってる恐さって映像ならではだなーと朝からしみじみ。昔つきあってた女の子が永作似だったのをふと思い出してしまった。
 この『功名が辻』、大河ドラマとしては史実から外れすぎじゃないかってな声も聞こえてくるが、要は史実よりも時代物のフォーマットを借りていろんなシチュエーションにおける「女」ってのを描くことに主眼をおいてるんだなーと思う。女性を描くのが不得手な僕としてはおっかながりつつ勉強させてもらおうと思っている。
 それはさておき、「秀頼は秀吉の実の子じゃない」って説の史実度は結構高そうな気がするけど、笑顔で三成に迫る茶々は恐いねえ。言葉じゃ語ってないのにこれでもかと見せ付ける脚本&演出は見事だなあ。


 涼しいおかげで仕事ははかどり、朝はリビングで翻訳、昼前は仕事部屋でエッセイ、昼食挟んでまた翻訳と割に集中して働く。
 せっかく涼しいんだからと、午後は久々にサイクリングへ。涼しいってだけでこんなに気持ちいいんだなーとしみじみしつつ、休憩に立ち寄った古本屋で掘り出し物をちらほら発見。コンビニでおやつを買って公園で食べつつのんびり読書。帰宅後も夕方散歩を済ませてビール飲みつつ漫画を読みふける。ああ幸せ。