仕事の山と友人の力

 なんだか最近仕事が忙しい。本来そんなにがつがつ仕事を取ったりはしてないはずだが、書けども書けども別の締め切りが待ってる感覚である。まあ日頃さぼってるせいだろうと言われるとそれまであだが。
 そんな中、昨夜は地元の小洒落たレストランでミュージシャンの友人のライブに行った。しかし仕事を放り出してというわけじゃなく、その客席で素敵な音楽を楽しみつつゲラチェックに励んでいた。そういうことのできる雰囲気の店だとはいえ、我ながら無粋この上ないよなあ。


 執筆や校正だけじゃなく、契約がらみの案件も幾つか重なってて、出版とか映像化とか二次使用とかの話を一つ一つクリアしていくだけでも結構疲れる。僕は法学部を卒業したから一応法学士って身分なんじゃないかと思うのだが(卒業証書なんかろくに見てないので自信なし)、法律がらみのことって心理的に面倒で仕方ない。たまたま優秀な友人が弁護士になっててくれて本当に助かったよ。
 今朝は知り合いの女優さんに関する契約関係のメールまで飛び込んできた。両者の事情についてはよく分からんので勝手なことはいえないが、なんだって女優さんのマネージメントを行ってるプロダクション(もちろん僕とは無関係)が僕の私的メールアドレス(もちろん非公開)を把握してるんだろうって考えると結構恐い。
 芸能界の仕組みはよく知らんけどおっかない印象があるし、仕事関係というよりは友人として交わしてたメールまで全て傍受されてたなんてことならそれこそ法律問題なんじゃなかろうか。とりあえず本人に連絡とってみようかと電話したけど繋がらないし、こういう時ってただの留守番電話でも何かあったんじゃないかって不安になるよなあ。
 何にせよ、事情がどうあれ法律がどうあれ、まずは友人に味方して応援したいものだ。応援っつっても何していいかよく分からんってのが我ながら頼りないけども。