里山ヒルクライムと中古セレンディピティ
きれいな秋晴れの日。来週までは忙しくないこともあり、「こんな日に仕事なんかしてたまるか日和」と言えるのが嬉しい。
散歩と朝食を済ませた後は再び寝床に戻り、昨日とどいた『ひとつ、村上さんでやってみるか』を読む。ちらっと読んではとろとろまどろむ感じで、こうやって日当たりのいいとこでのんびりと昼寝読書に励んでいるとしみじみと気持ちいい。
やがて起き上がって布団を干し、僕はサイクリングへ。坂道をがーっと下って海辺の町に行き、本屋を冷やかした後で回転寿司で昼食。食後はのんびり田舎道を走ってから里山ヒルクライムに挑む。
その里山を越えたとこにある大きな公園で休憩、展望台から海の方を見下ろすってえと、この高さを登ってきたのかーと気分がいい。かつて多摩川からよみうりランドの丘を登ってた時のことをふと思い出す。
帰り道、ふと目に付いたTSUTAYAに立ち寄る。こないだから『セレンディピティ』って映画が気になってたので、DVDでも売ってないかなーと思ったのだ。(タイトルともなってるセレンディピティって言葉、僕は『パリで一緒に』で知ったんだけど、なかなか興味深い言葉なので興味ある人は調べてみてね)
しかしDVD売り場では見当たらず、諦めて帰りかけたところでふと二階のレンタルコーナーに続く階段が目に付いた。見上げれば、ちょうど真正面が中古ビデオの販売になってるではないか。もしやと思って階段を上がっていくと、一番上の目立つところに『セレンディピティ』が置いてあった。
こういうのって嬉しい。普通に探してるものが見つかるだけでも嬉しいのに、なにしろ『セレンディピティ』だもんな。