解説の脱稿と平積の文庫

上野駅のブックガーデンさんに感謝♪

 手こずっていた解説仕事、第一稿が書き上がった。「ミミズクとオリーブ」シリーズ第3弾、『わが身世にふる、じじわかし』の文庫解説である。
ミミズクとオリーブ (創元推理文庫)嫁洗い池 (創元推理文庫)
 作者はもちろん芦原すなお。僕が芦原さんの本の解説を書くのはこれで2回目、PR誌の書評の仕事を含めると芦原作品についての原稿だけでもう3本目になる。さすがに3回目になると文章としての切り込み方について迷ってしまったのだが、書き上げてみれば納得の出来。
 我ながら、またいい仕事をしてしまったと自惚れる。実際、芦原すなお論に限っていえば僕は書評家には負けないつもりなのだ。──関係者の皆さん、4本目の依頼があるなら受けて立ちますぜい。
 まあ今回の原稿チェックと推敲は明日に回し、とりあえず今日は風呂入ってビールでも飲もうと思う。明日からはまた別の本の書評仕事が待っていて、その後には翻訳の手直し仕事がやってくるはずだが、なんだかこの秋はすっかり翻訳家&書評家だなあ。小説ってどうやって書くんだっけ。


 そりゃそうと、今日の画像は「いい仕事」つながり。
 こないだ上野にシニャックを見に行ったついでに新潮文庫コーナーで『自転車少年記』が並んでる様を見とこうかと本屋に寄ったのだが、『あの風の中へ』が見つからなかったかわりに平積み&POP付きで売られてる『カレーライフ』を発見したのだ。
 本屋さんの中でデジカメ使っちゃいけませんが、こうやって書店員さんが僕の本を売ってくださってる現場を見るとじーんときちゃう僕であります。