常連の木彫りと愛犬の腰振り

時期も場所も外してますが

 午前中に洗濯掃除布団干し、仕事部屋で執筆。『自転車依存症』の書評を書き上げ、昼前に自転車で外出。自転車の本を読んで自転車の原稿を書いてたら、そりゃ乗りたくなるのである。
 サイクリングがてら郵便局と銀行を回って昼食を食べようと思ったのだが、食事のおともに『自転車依存症』を持参した。原稿を書き終わったんだからもう読む必要はないはずだけど、仕事を抜きにしてのんびり読みたい箇所もあったのだ。そういう本だよってことも書評に盛り込みたかったけど、字数制限の関係でそこまでは書けなかったんだよね。


 食後に買い物して帰宅、布団をしまってドッグランへ。くろべーを遊ばせるのはもちろんだけど、最近は他の常連さんと一緒に木工作業に凝ってるのだ。
 こないだ倉庫用ビニールハウス作りに駆り出されたのがきっかけで、看板的なものも作ることにしたのである。大きな木片に文字を彫り込んで彩色をほどこすのだが、これがやってると楽しい。時間がたつのを忘れて没頭してると、僕にも大工だった父方の祖父の血が流れてるのかなーなんて思ってしまう。
 その間、くろべーはというと、先日恋したゴールデン・レトリバーのニーナちゃんを追っかけ回すことに没頭していた。寛大な飼い主さんが許してくれるのをいいことに、後ろから彼女に抱き付いて腰まで振り始めている。
 叱るべきなのかもしれんけど、僕にはそれが嬉しかった。くろべーは人間相手にはマウンティングをよくやるのだが、雌犬相手にはずーっとしたことなかったのである。2歳の頃、近所でやはりゴールデンのマルちゃんにのっかって一喝されて以来やってなかったのだが、優しいニーナ相手だったら臆することなくのっかれるのだろうか?
 かつて日本のお父さんの中には、実の息子を女郎屋だの赤線だのに連れてくような人もいたというけれど、そういう時ってこんな気分だったのかなあと思ってしまった。