着色作業と統計調査

本物のくろべーはどれでしょう?

 天気のいい土曜日だというのに仕事……と思いきや、電話でドッグランに呼び出され、いそいそと遊びに行ってしまった。
 今日はちょっとしたイベントがあり、僕よりくろべーに声がかかったのだ。おいらはその付き添い役で、くろべーの運転手みたいなもんである。
 ドッグラン内にはいつもと違って犬が多く、黒ラブだけでもくろべーも含めて3頭もいる。その3頭を同じ柵であそばせたりもしたのだが、吠え方とか行動パターンとかが妙に似てて面白いもんである。
 くろべーが仲間と遊んでる間、僕は木彫りで遊ぶ。彫った後は着色もしたんだけど、僕の趣味のくろべー彫刻も持参したのでそれにも着色を施す。既に真っ黒には塗ってあるので胸んとこの白い毛を塗ればくろべーとなるのだ。


 帰宅したら郵便配達と鉢合わせ。新潮文庫からは増刷した『自転車少年記 あの風の中へ』の著者の取り分と、富士市立中央図書館から各種資料とアンケート。
 何十枚もあるアンケートをぱーっと読んでみるのも面白いもんで、「面白かった」とか「興味深かった」とか好意的なことを書いてくださってる方は本当にありがたい。しかし妙なことが気になるタチなんで、無意識のうちに頭の中で漠然と統計みたいなもんをとっていた。正確な数を数えたわけじゃないし、何の参考にもならんかもしれんが、その統計調査の結果を書きとめてみよう。


◎「内容がない」「面白くない」などの否定的感想の割合……消費税率くらい
◎「講演会を知ったきっかけ」の選択肢に丸をつけただけで感想なしの割合……所得税率くらい
◎「竹内真のことは知らなかったがこれから著書を読んでみる」というありがたい人の割合……イチローの打率くらい
◎否定的意見の人が「次は堺屋太一を呼んでほしい」という割合……今年のペナントレースにおける中日ドラゴンズの勝率くらい


 ちなみに肯定的な人が堺屋太一さんをリクエストした例は皆無。こりゃあ何を意味しているのだろう?
 いやもちろん、堺屋太一さんを求めてる人達を前に90分喋って満足させる自信なんて、僕には100%ありませんけども。