プルートー豪華版とビバリー流追悼

明るいご冥福をお祈りします

 ビールの買い置きがなくなり、米も残り少ないので午前中から買い物へ。一足はやく年末の買い出しみたいなもんだ……と思いつつ、来年までもつかどーかは不明。
 食材を買った後、本屋では『PLUTO』の4巻豪華版とグイン・サーガ111巻を発見。もちろんその場で購入。まあ浦沢漫画が長い長いっつってもグインに比べりゃおとなしいもんだよな。タイスの魔剣士―グイン・サーガ〈111〉 (ハヤカワ文庫JA)PLUTO 豪華版 (4) (ビッグコミックススペシャル)
 車に戻って時計を見たら11時すぎだったので、11時半までは帰宅しないで車の中で過ごすことにした。そんで本屋の袋から『PLUTO』を出してみたのだが……
 星新一を漫画化した付録の「まんがノート2」は非常に楽しく読んだが、肝心の本体の巻末は何なんだ? 「あとがき」なんて題してあったが、わざわざ無関係な西原理恵子を連れてきて作品の余韻をぶちこわさんでもよかろうに。内輪ネタや楽屋オチをやりたきゃ雑誌レベルでやればいいんであって、わざわざ豪華版と銘打って高価格設定しておきながら品格落とすのはどーかと思う。
 ともあれ、漫画自体は面白いんだけどね。


 さて、11時半まで車の中にいたのは何故かというと、ニッポン放送ビバリー昼ズを聞きたかったからである。
 前日に青島幸男さんが亡くなったのを悼みつつ、高田文夫さんがどんなコメントをするか聞いてみたかったのだ。おりしも今日は木曜日、僕が一番好きな清水ミチコとコンビの日である。家のラジオよりカーラジオの方が電波状況がいいので、これを聞いてから帰ろうと思ったのだ。
 で、やがて時計が11:30になったら……いきなり聞こえてきたのは都知事時代の青島さんの声。都庁から放送したビバリーの音源で、すぐに青島都知事の「そのうちなんとかなるでしょう」って発言と笑い声が聞こえてきた。
 そのまま司会二人のトークに流れていき、湿っぽい発言は一切なし。ひたすら楽しい追悼の仕方に、やっぱり高田先生は青島先生が大好きなんだなーと嬉しくなった。遺族の記者会見を見てても感じたけど、こういうカラッとしたとこが江戸っ子の美学だよなあ。
 ちょっぴり感動した後、ビバリーを聞きつつ車を走らせて開店寿司屋へ。江戸っ子にちなんで寿司で昼食と思ったのである。まあうちの近所だから江戸前寿司ではないのだけれど。
 そういえば東京に住んでた頃、転居したてで住所と投票所がズレてた僕は、青島候補に投票するために電車に乗って自由が丘まで出向いた覚えがある。今回は追悼ラジオが聞きたくて車の中にいたわけで、妙に乗り物と結びついた昭和の偉人の思い出になりそうだなあ。