木彫完成と刊行予定

暖炉の前で一戦

 なんだかいろいろ一段落の日であった。思いつくまま書き連ねてみよう。


・朝のメールチェックをしたら某版元からメール。来年1月に新刊の単行本が出ることになりそうです。もともと幻冬舎からの依頼で書いた書下ろしだけど、管理職からの下らない変更要求を却下したら1年以上棚上げされた上、原稿の外部流出までされたので、その作品を引き上げてまともな出版社から出すことにしました。

・そうやって出版社と揉めた話をすると業界的には嫌われるようだけど、「幻冬舎における上司の思いつきや担当の対応がどれほど低レベルのものだったか」とか「集英社では担当編集者からどういう嫌がらせを受けてるか」とか、機会があったらどっかに書いてみたいもんである。単なる鬱憤晴らしだけじゃなく、そこから小説理論や構造腐敗について話を広げられると思うんだけど……僕の立場でそーゆーことを言ってもろくなことにはならないんだろうなあ。

・こちらはお上の都合で公開が遅れてた外務省の日本紹介サイト(http://web-japan.org/trends)の連載小説、ようやく今日から公開されてるようです。英語と中国語だけじゃなく、日本語バージョンもありますんでよかったら読んでみてね。

・ず〜っと作業してたくろべーチェス、ようやく全32駒が完成。早速並べて記念撮影に挑んだが、写真って木彫よりも難しい。うちのサイトの英語コンテンツ(http://www.asahi-net.or.jp/~hi3m-tkuc/chessE.html)用に勢ぞろいの画像がほしかったのだが、かなり手間取ってしまった。

・夕方の散歩で管理事務所に行ったら「ミステリーズ!」25号が届いてた。『珊瑚朗先生無頼控』の第3話「ダブルヘッダーの伝説」が掲載されてる号である。僕は後藤啓介画伯による扉絵を毎回楽しみにしていて、ほほーこのキャラはこういう外見なのかと小説にフィードバックしてるんだけど、今回は若き日のサンゴ&ケイゴ先生が見られます。

・帰宅してメールチェックしたら、ちょうどその「ミステリーズ!」編集長からメールが来てた。朝に第4話をメール送信してたのだが、好評のようで一安心。それが掲載される次号でひとまず連載終了のはずだし、書き下ろしの第5話を加えて来年に本にしてもらえるよーです。