木彫りと糠喜び

さて、何を作ってるんでしょう

 朝っぱらから短編の原稿チェックやら長編手直しやらに精を出し、午前のうちに終了。仕事がらみのメールをいくつか書き、午後にはプリントアウト原稿を推敲して、これでおそらく当面の仕事は片付いた。こりゃあ今年の仕事おさめだーと浮かれる。
 まあ今後も著者校正はいくつも残っている。来週には『珊瑚朗先生』第4話のゲラが届くはずだし、『三つのかけらの物語』は週刊連載だから毎週なにかとチェック事項はあるだろう。完全に仕事おさめだってわけではないのだが、とりあえずしばらくは執筆仕事はない。そう思うと気が楽だよなあ。
 今年の残りは趣味の木彫に励んだり旅行したりして暮らそうかなーとのんびり考える。マッサージチェアをリクライニングさせて腹の上にくろべーをのせ、ほけーっとすごす雨の午後。
 と、ふと気づいた。そーいえば珊瑚朗先生の単行本用ボーナストラックってのがあったんだった。仕事納めまだ遠かったようで、せっかく仕事が一段落したってのにちょっとがっかり。
 とりあえずプロットはできてるけど、そのうちがーっと書いとかにゃいかんか。


 趣味の木彫の方はというと、昨日からノミを使っての荒彫りってのに挑戦している。
 これまでは手のひらほどの大きさの木を切り出しナイフで削るってパターンだったが、今度はちょっとだけ大きいものを作るのでノミの方が手っ取り早いかと思ったのだ。これまでほとんど使ってなかったので手元には細いノミが一本あだけだが、広範囲を削ってみるとなかなか便利で、もっといろんなのが欲しくなった。ノミとトンカチでコンコンやってるのって、なんか彫刻家っぽいしね。
 つうわけで、目指すは十月下旬か十一月上旬の仕事納め&冬休みってことで旅行と複数の鑿を駆使した彫刻作業。雪の時期になったら下山して人里に住む予定もあるので、ついでに行方をくらましちまうのもいいかもなー。