重箱チェスセットと共立女子大マーク

だいたいどこにある大学なんだろう?

 長編2冊分を立て続けにやってた著者校正がやっとこ終了。これで今度こそ仕事納めかな?
 つうわけで越冬と下山の準備を始めたんだけど、我ながら整理整頓能力が低くて根気がない。すぐに嫌になり、暖炉の前でぼけっと趣味の木彫や工作に励んでいた。
 今日完成したのはチェスセットを納めるためのケースで、近所のガレージセールで買った重箱と別荘建築の廃材からもらった断熱材で作った。蓋の裏側を使ったチェス盤は以前から使用してたんだが、よーやく全体的に活かせたわけである。まあ2段あるのでフル活用するにはもう1セット作らなきゃだけどね。
 で、重箱本体と蓋を固定するにはどーしよーかなーと考え、使ってないブックバンドがちょうどいいかもと思いつく。試してみたところ、これがあつらえたようにぴったりであった。
 こりゃいいやと思ったところで、革のバックル(っていうのかな?)部分に「KYORITSU WOMEN'S UNIVERSITY」と刻印されてるのを発見。このブックエンド、かつて千歳烏山駅前のフリーマーケットで購入したものだが(どうも僕はそういう露天バザーが好きなんだね)、それから数年まったく気づかなかったってのが我ながら迂闊である。つうか女子大のものだと分かってたら買わなかっただろうなあ。
 フリマでは新品状態で売られてたんだけど、どういう経緯で共立女子大から千歳烏山駅前広場で売られるようになったのかと考えると興味深い。それがさらに僕の山小屋まで運ばれてチェス駒の入った重箱をとめているってところに奇妙な運命を感じてしまうのは、僕が小説家だからだろーか?
 おそらくは学生だか卒業生だかが学校から支給された物を売り飛ばしたってことだろうと思うけど、他に何か推理や情報がありましたらお聞かせください……