ネジ探しとアート探し

これが競艇場の収蔵作品らしい

 最近PSXの調子が悪く、ソフトによってはPS2が全く起動しなくなってしまった。いっちょ分解掃除しようかと思ってたのだが、今日の午前にようやくとりかかった。
 基本的にはネジを外したりケーブルを引っこ抜いたりして外側のケースをかぽっと取り外してレンズを拭きゃあいいんだが、これが結構やりにくい構造になっている。ネットで情報さがしてなんとか成功したけれど、分解しにくいくせに埃はたまる構造ってのは何か設計段階で間違ってないかなあ。素人が分解すると壊れるからって考え方もあるんだろうけど、分解しなくたって時期がくれば動作不良は起こるしメーカーによる保証はその前に切れるようにできてるし、修理は高い上に迅速ってわけじゃないし。
 なんというか、こっちは麺棒にアルコールをつけてちっこいレンズを拭きたいってだけなのに、ゴムやテープやプラスチックで隠されたネジを発見したり、複雑にかみ合ったプラスチックカバーを外したりって作業を強いられる感じが胡散くさいなーと思うのだ。まあその入り組んだプロセスが面白くもあって、ちょっとした宝探し感覚を味わえたってのもあるけれど。


 ネットで情報さがしといえば、このところ彫刻家の大森暁生さんについていろいろと調べている。
 何日か前に本屋で待ち合わせしたとき、何気なく手に取ったアート雑誌に彼の作品が載ってて興味を持ったのだ。素人芸の木彫をやってる身として彫刻作品を見ると卓越した技術にすげーなーと感心することって多いけど、ぐぐっと引き込まれるように感動することってあまりない。オーストラリアでアボリジニのガラス石器を見たとき以来そういう感覚は味わってなかったが、大森作品にはそれを感じちゃったのだ。
 そこで雑誌の写真やネット画像じゃなく、実物を見てみたいなーと思っていろいろ調べてみたのだが……どうも今の時期に見ようと思ったら、レース開催中の江戸川競艇場に行かなきゃならんらしい。これもまた、その入り組んだプロセスが面白いっちゃ面白いよなあ。
 そんなわけで、近いうちに宝探し気分で行ってみようかと思ってます。不調法なもんで競艇には全く疎いんですが、誰か一緒に行って教えてくれませんか?