チェスセット完成とスターバックス昼食

スタバのチェステーブルにも似合うぜい

 朝からちまちまと断熱材をカッターでくりぬく作業に精を出し、チェス駒を入れるケースが完成。これでよーやく、長いこと制作してきたチェスセットが完成したことになる。
 今回はデザインそのものはオーソドックスで、いかにもチェス駒って感じのものにしたのだが、こだわったのはその素材。今は越冬のために下山してるけど、僕の自宅たる山荘の庭木で作ったチェス駒なのだ。
 庭に物干し場を作ろうと手頃なリョウブの枝を手斧で伐採したのが去年の3月だったから、実に制作期間は1年間。まあ木材の乾燥期間は何もしてないわけだけど、それでも手塩にかけた1年間を振り返ると感慨もひとしおだったりする。
 そのリョウブは柿渋塗装の上から透明アクリルでコーティングして白駒にしたが、これは削り心地と渦巻くような木目が面白い素材であった。対する黒駒はウリハダカエデの木を使い、削る分にはちょいと癖があったが磨いた後の虎斑が美しい。墨汁で黒く塗るってえと模様が分からなくなるのがもったいなくて、思わずチェス駒以外の品(箸置きとか)も作ってしまった。
 駒をしまうケース外枠は近所のペンションのガレージセールで購入した重箱で、中枠は近所の山荘の改築工事で出た断熱材(結構キメは細かいが発泡スチロールの一種かな)。断熱材を重箱の中にすっぽり入るように切り、その内側をそれぞれの駒の形にくりぬくって作業をしたのだが、結局これが最後の工程となったわけだ。
 完成した後はチェスボードの上で記念撮影。これは別荘地のゴミ捨て場で見つけたミニちゃぶ台を磨いて塗装しなおした小型チェステーブルで、これまでも使ってたけど元はこの駒のために作ったものなのだ。盤と駒を合わせ、よーやくチェスセットとして完成したわけである。
 写真撮ったり仕事がらみの構想ノートを書いたりするうちに昼を回ったので、昼飯は近所のスターバックスカフェでとることに。ここにはうちより一回り大きいチェステーブルがあるので、自作チェス駒を持参してテーブルの上にずらっと並べてしまった。対戦相手がいないのでデジカメで記念撮影だけしておわっちゃったけど、日本もこういう巷のカフェでひょいひょいチェスを指せるようになるといいのにねえ。