初夏の暖炉と黒板の工作

体のバランスが違うのです

 朝おきたら軽く頭痛。寝冷えだろうか。
 くろべーもリビングにいるとドアの近くに陣取り、「寒いから二階に行きたいなー」と目で訴えてくる。日頃は僕が仕事部屋に行くときについてくるのでご主人と一緒にいたいのだろーって程度に思ってたが、要するに時間帯的に2階に行った方が心地いいって知ってただけなのかもね。
 朝飯はもそもそとパンの残りを齧ったが、昼飯は寒さ対策も兼ねて暖炉に火を入れて牛丼を作ることに。しかし7月も8日だってのに暖炉ってねえ。


 頭痛がよくなってきたので工作作業。趣味の木彫りでは、最近くろべー箸置きを発展させたビーグル型の箸置きを作っている。
 くろべーの散歩中に行き合うご婦人がくろべーの玩具用にとテニスボールをくれたので、そのお礼にご婦人の連れてるビーグル犬を作ってプレゼントすることにしたのである。まだ荒彫りでだんだん形ができてるとこだけど、オスのラブラドールの体型とメスのビーグルの体型って結構違うんだねえ。
 木彫りに指が疲れたら、2リットルのペットボトルをかっさばいて黒板のチョーク置きを作ってみた。──しばらく前に管理事務所でいらなくなったっていう会議室用の黒板をもらってうちの仕事部屋で使ってるのだが、スペースの関係で畳一畳ほどの大きさの黒板を縦に置いている。キャスターのついた台座部分は取り外してテラスの物干し台に転用したんだけど、チョークや黒板消しを置く役目ってのはこの台座が果たしてたので縦置き黒板にはその昨日がなかったのである。
 まあチョークや黒板消しを置くだけなら何とでもなるのだが、問題は黒板を消す際に出る粉だった。あれこれ構想を練ったりメモしたりに黒板を使ってるってえと、仕事部屋の床に結構な量のチョークの粉がたまるのである。この粉受けをペットボトル再利用品で作ってみたわけだ。
 まあ作るったってボトルのボディーの部分を半分に切って繋げ、梱包用の透明テープでびたーっと貼るだけなのだが、こうして自作してみるってえとふと気づくこともある。学校の教室に設置してあるような何の変哲もない黒板ってのも、考えてみるといろいろ工夫してあったんだね。