六角形の結晶と大作戦の呪縛

重なり合う結晶が見事

 小学生のころ、学校の廊下の窓にひらっとくっついた雪がきれいな結晶の形になってて感動したことがある。結晶の実物を見るのが生まれて初めてだったんで、ほんとにこーゆー形なんだなーと思ったもんだけど、今シーズンは人生で一番たくさん雪を見た冬な気がする……
 明日また雪になるかもって聞いたので、今日は灯油を買うために下山。車の屋根にも雪が積もってたんだけど、そのうち解けるだろーとほっといて走ることしばし。やがて屋根の上でカタカタカターッって異音が響き始めた。
 たとえていうなら、キツツキが木をつついてる時の音に近い。その音を初めて生で聴いたのもここ数年のことだけど、さすがに走行中の車にキツツキはとまらんよなーと思ったら……
 屋根の雪は解けたり吹き飛んだりしたのにアンテナ周りの雪だけ氷状になり、それが走行中の風圧で上下に動いていたらしい。こういうことってあるんだねえ。
 スーパーの駐車場で確認し、謎がとけて納得するやら故障じゃなくてほっとするやら。日ごろから車の整備なんざしないので、たまに何かあると途端に故障だと思っちゃう僕である。


 下山ついでに本屋に寄って、ついつい「週刊スパイ大作戦」を買ってしまった。こういう分冊雑誌って個人的には好きなんだけど、一度買い始めるとその後も呪縛される気がして基本的には自粛するんことにしている。なのにふらっと買っちゃったってのは最近やたら見かけるデアゴスティーニのCMに負けちゃったのかなあ。
 こないだ007のシリーズが出てたと思うけど、そんときは買わずに我慢した。なのに何故スパイ大作戦だと見たくなるんだってのが我ながら不思議だ。やっぱりシリーズものというか連続ものの強みかなと思うけど、あと何年かしたらきっと24とかERとかもデアゴスティーニから出たりするんだろーなー……
 個人的にはシチュエーションコメディーがこういう形で発売されればいいのになーと思うけど、やっぱり難しいのだろうか。HRとか出たら絶対買うけどなー。